F1とカートに参戦したクリスチャン・フィッティパルディ。一番印象に残るシーンはやはり・・・ | 日日不穏日記・アメブロ版

日日不穏日記・アメブロ版

gooで公開している同名のブログ(主に身辺雑記)とは別にモータースポーツに特化して立ち上げたブログ。現在はNASCAR推し。YouTubeで全36戦を追いかけます。オフシーズンは、他のモータースポーツの記事も書きます。

 F1を2回(72,74年)、89年にCARTのタイトルを獲得、インディ500を2回制した名ドライバー、エマーソン・フィッティパルディ。そのエマーソンを叔父に持つクリスチャンがF1に参戦したのは、92年~94年の3年間と実に短い。

 ミナルディ、フットワークと下位チームの参戦でこれといった成績は残せず、4位が2回。端正なルックスやフィッティパルディの名前で記憶の残っているものの、レースそのものの印象に残ってる場面は、あれ一つ。

 そう、93年のイタリアGPのフィニッシュで同僚・マルティ二のマシンに乗り上げ、宙を舞って、そのままゴール!あれである。



 動画を改めて見ると、もっときれいに着地してるのかと思ったら、結構酷い着地になっている。このレースは8位フィニッシュ。クリスチャンのレースでこれ以外に印象に残ってるF1レースは他にない。

 このレースを限りに、インディに戻るため、マクラーレンとの契約を解除したマイケル・アンドレッティがF1で唯一の表彰台、リカルド・パトレーゼが5位入賞でF1最後のポイント獲得、勝利目前のアラン・プロストがスローダウン。セナが、珍しくブランデルに追突・・・といろいろ話題が盛りだくさんのレースではあったのだが・・・



 クリスチャンはF1に見切りをつけ、インディに参戦。成功したと言えば、参戦初年度(95年)のインディ500での2位表彰台だろうか(この時の優勝者はジャック・ビルヌーヴ)。この年にルーキー・オブ・ザ・イヤーを獲得したが、その後は事故の後遺症などに悩まされ、離脱、NASCAR、優勝したディトナ24時間レースなど様々なカテゴリーのレースに参戦をし続けている。

 デヴューが早かったこともあって、まだ40歳。レースはまだ続けられそうだ。