八月の十五日、お盆の最終日であるとともに私たち日本人にとって一番大切な日になります。
昭和、それも戦後生まれの私が物心ついてから、この日は静かに家で過ごすのがお約束。夏の
浮かれ気分で過ごしていても、この日だけは特別で、正午には黙祷もしました───。
例えそれが、親に言われるがままであっても、何処か厳粛なる不幸を悼む気持ち、決して
茶化してはいけない思いであることはひしひしと感じていましたから。
そうして毎年、この日は不思議なほど晴れていました。悲劇的にまでも晴天なのが───
※2022.0815 My短歌⇒⇒ 八月の十五日なり慟哭の空どこまでも澄む青く青く
※2020.0815 My 俳句⇒⇒ 永劫に晴れよとばかりに終戦忌
昭和、平成、令和と御代が変わり、今日は台風の影響で雨が降り続いている。
ああ、昭和はもう遠く遠くなってしまったのだなあ?と感じ入ったりもするけれど────
※2019.08.15 My 俳句 ⇒⇒ 生も死も大義のもとに終戦忌
あの敗戦の日を境として、私たち日本人が失ったものは多いし、また大きなものがある。
多大な犠牲者を出しただけではなく、何よりも誇りを踏みにじまれてしまった───
さんざん物議をかもしたこのポスター、お馬鹿で陽気なバービー映画とオッペンハイマー
とのコラボだと? 制作した側は”悪意”はないと主張したけれど、そう、ことさらに悪意
は無いでしょうよ。だって彼らにとっては───
原爆とは、偉大なる科学の勝利の象徴だもん!
科学のためには、サル山のサルどもに実験しただけなんだよね? どこが悪いの?
まあ、動物愛護上の問題はあるかもしれないけれど・・・
↑まあ、こんな考えだったと思うわ。。。
いやいやいや、もう殊更に何も言うまい。
いまさら幾ら言ったとて、勝てば官軍、負ければ賊軍 ←コレが現実。。。
だからこそ、私たちは失われた死者たちを悼まなければならない。
※2015.08.15My 短歌⇒ 忘れまじ我らが父祖の血と涙この地に滲み平和祈りをる
いま生きる私たちの影には多くの多くの人々の犠牲があることを悼みつつ───
それでは今日はこの辺で・・・最後までお読み頂きありがとうございました。