NOEL

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NOEL


NOEL

監督:チャズ・パルミンテリ

出演:スーザン・サランドン ペネロペ・クルス ポール・ウォーカー アラン・アーキン マーカス・トーマス 

配給:ギャガユーセン



ペネロペがキライではなくなる度 80点    スーザンバンザイ度 100点


★★★★★★☆☆☆☆


ストーリー

自分すらも分からない心の通じなくなってしまった母親の看病をするバツイチのバリキャリ、ローズ。

警官の婚約者がいるものの、彼の異常な嫉妬の束縛に辟易し、ツリーの飾り付けを手伝ってくれた同僚を浮気相手と勘違いし殴ったことをきっかけに、二人で暮らす部屋を飛び出したニーナ。

ちょっとしたボタンの掛け違い。孤独を感じる二人がひょんなことから出会って・・・

クリスマスの一夜に起きた、大人のファンタジー。



クリスマスをモチーフ、というと、べっタベタの、なんやどこそこのクリスマスツリーの下で愛を確かめ合うみたいな映画が一時期とても作られていたけれど、その反動で、今は、ほとんど作られなくなりましたね。

ということで、ほぼ、単館系と言い切ってしまってもいいくらいの作品ですが、とてもしっかりとした、リアリティとファンタジーを併せ持った作品に仕上がっています。

とにかく、言うまでもなく、スーザン・サランドンは素晴らしい。

この人は、ほんとうに凄いですね。

作品を重ねるごとにやっぱりしわが増えたりはしているんですが、それが返ってセクシーだったり、知的に見えたり。

整形どんとこーい、みたいになってしまったハリウッドの中で、確固たる自信を感じます。さすがです、アネゴ!

スーザン演じるローズが、どんどん人生に臆病になってしまって、部下とデートするものの、やっぱり進みきれず、母親ともうまくやれず、病室でツリーを投げるところなんて、本当に見ていて切なくて。

人生、思うようにいかないことは多い。でも、捨てたもんじゃない。神様はきっと見てる。

そんな、本当に、クリスマスキャンドルに火をともすようなファンタジーでした。



物語は、スーザンと謎の男、ノークレジットでまさに友情出演のロビンウイリアムズとの関わり、スーザンとペネロペの関わり、嫉妬深い婚約者ポールとポールを死んだ妻の生まれ変わりだと信じる老ウェイター・アランとの関わりが平行に進んでいきます。聖なる一夜に。

その中でも、私が一番好きだったのは、アランとウォーカー。

昔、妻を死に追いやってしまった負い目に縛られているアラン、彼を見ていて、真実の愛に気づくポール。

ポールが病室でボロボロ泣くシーンには、私もボロボロでした。

アメリカが描くクリスマス、というと、やはり宗教っぽいのが鼻に付きますが、この作品はそうでもありません。

一生懸命生きている人には、やり直せるチャンスも、気づくチャンスも、立ち直るチャンスもあるんだよ。

宗教、というより、そんな神様の存在が伝わってくるようでした。

この作品の劇場用PVに流れている、ジョンレノンのメリークリスマスが胸に染みます。