JGPFが終了。女子シングルでは、アメリカのミライ・ナガス選手が優勝、日本の西野友毬選手が、銅メダルに輝きました!
おめでとう、西野選手!
ミライちゃんの、160点越えしている得点もすごいのですけども、西野選手もPBをみごと更新。ジュニアデビュー年にしてあとちょっとで150点という得点を叩き出してて、素晴らしいと思います。
アメリカのレイチェル・フラット選手が、得意のジャンプをほぼノーミスで決めてFS1位、総合2位に入りました。PCSの差でミライちゃんには逃げ切られた格好ですが、今後年を重ねてスケーティングが研ぎ澄まされてくると、恐ろしいスケーターになりそう。うう、わくわくする。頑張って欲しいですね!
こちらの記事→ http://www.iwate-np.co.jp/newspack/cgi-bin/newspack_s.cgi?s_sport_l+CN2007120701000093_1  に、ミライちゃんと友毬ちゃんの2ショット写真があります。
ミライちゃん、また大きくなってませんか。一気に背が伸びすぎて靴に苦労したり、しないといいんですが。全米選手権はシニア出場だそうなので、頑張って欲しいですねー。可愛い『コッペリア』で全米をメロメロにしちゃってください! お疲れさまでした!
西野選手も、全日本選手権に初参戦は決定済み。いやあ、楽しみになってきたなあ。 
男子シングル優勝は、アメリカのアダム・リッポン選手。ニコライ・モロゾフ門下の選手ですねー。彼は、モロゾフコーチについてから、得点が30点上がった、とどこかでコメントしていたと思いますけど、このJGPFという大舞台で、出してきました高得点。203.20です! ひええ、ジュニアの得点じゃない。
リッポン君は、じつはまだ3Aを演技に入れてないんですね。ほかの5種のトリプルジャンプについては習得しているようですし、トリプルトリプルコンビネーションも入れてきているのですけども。
シニア男子におけるクワドと同じで、ジュニア男子の場合、3Aは、SPには入れてこなくても(というか、ジュニアでSPに3Aを入れるのはかなりの冒険になります)、FSに1本は入れないと、大勝負には勝てない、得点が出ない、と言われてきたんですが、3Aがないリッポン選手が、シニアよりエレメンツ数がひとつ少ないジュニアで、200点超えをしてきた、という事実は、シニアの選手たちにとっても興味深いと思います。リッポン選手のエレメンツの実施が確実なのもさることながら、得点をアップさせるモロゾフコーチの戦略に、また注目が集まりそうですね。
ロシアのガチンスキー選手は、公約どおりFSで3Aを2本跳ぶことにチャレンジしましたが、1本めの着氷が乱れ、しかもセカンドジャンプが付けられなかったため、2Aの得点からGOEが引かれ、さらにシークエンス扱いとなる痛い結果になりました。さらに痛かったのは、前半のミスを取り返そうとしたんだと思うんだけど、演技終盤、以前は単発だった3Tにセカンド2Tつけてコンボに、さらにそのあとの単発2Aに2Aつけてシークエンスにしてるんです。ガチ君のプログラムってもともとの構成が1本コンボが少なかったもんで3T+2Tについては取ってもらえたんですけど、2A+2A+SEQはザヤックとみなされて丸ごと点数がなくなっちゃったんですね。ほかのフリップやルッツなども質が良くなかったらしく、減点されていて、FSは最下位となりました。
本人、負けん気が強そうなだけに相当悔しいと思いますが、その気持ちはぜひともジュニアナショナルにぶつけて欲しいですね!
……しかし、リーザちゃんにしろガチくんにしろ、身体能力を考えるとスピンのレベルが低すぎなのは(ガチ君、ビールマンスピンができるくらい柔軟性あるのに)、回転数が足りてないとか姿勢がちょっと正しくないとかいう単純ミスのせいな気がします。ジャンプもいいけど地道にスピンをご指導いただけると、ふたりともぐわっと得点が上がりそうだなあと思うのは灰原の素人考えかなあ。
それにしてもリッポン君のプロトコル、見れば見るほど、得点にたいして目配りが行き届いてるなー。後半に入ってる2A+3S+SEQとか、2Aの使われ方には唸りますね。さすがモロプロ…。
これにてジュニアシリーズは終わり。あとは世界ジュニアまでジュニア選手の演技に触れることはかないませんけど、なにしろ伸び盛りの時期だし、今回のJGPFの成績さえ、ブルガリアの世界ジュニアではひっくり返っちゃう可能性は少なくないわけで。
ジュニア選手たちが、どれだけ伸びてくるのか、楽しみに2カ月を待ちたいです。選手のみなさま、コーチのみなさま、ひとまず、お疲れさまでした!





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GPFを来週に控えた今週、フランスとスイスでは国内選手権が行われています。結果についてニュースをちょろっと。
まずフランス。なぜか、もう日程終了しているはずなのにCHAMPIONNAT DE FRANCE ELITE 2007公式HPのリザルトページがまだ閲覧できないのですが、ニュースサイトの情報によると、男子シングルではブライアン・ジュベール選手が、アイスダンスではデロベル&ショーンフェルダー組が優勝したようです。フランス語なんで、記事内容を読み取るのが難儀なのですが、優勝は間違いないよう。
ニュースサイトのリンクをいくつか貼っておきますね。
http://www.annecy-infosports.com/patinage.html  (SP結果を伝えた記事)
http://sport.france3.fr/neigeetglace/37252659-fr.php  (ジュベール選手優勝を伝えた記事)
記事を読むに、アイスダンス、どーもペシャラ&ブルザ組の調子が悪そげなのが気にかかるんですけども、ちょっとよくわかんないので、リザルトを待ちたいと思います。
ジュベール選手はSPでは86,66という高得点をマーク。病み上がりなのに恐ろしい得点ですね。SP2位はヤニック・ポンセロ選手。これまた82,83という高得点。アルバン君はSP出遅れぎみ。
フリー終わって、ブライアン・ジュベール選手は優勝! これでフランス国内6連覇ですね。本当におめでとう。ただ、フリーはクワドジャンプに乱れが出たようで、会心の演技ではなかったようなんですね。本人的には「トリプルジャンプ、特にルッツのフィーリングが悪かったし、スピンも良くできなかったし、後半はバテバテだった。スケートカナダより悪かった」と反省しているもよう。しかし、FSでは、4Tに加えて4Sにもチャレンジしたそうですし(ジャンプ成功したかどうか、記事に書いてあるとは思うのですがフランス語ゆえ読み取れない…)、病み上がりで練習もあんまりできない状況だったことを考えると、充分以上の成績ではないでしょうか。今年はGPFもありませんし、ヨーロッパ選手権にいまから焦点を絞ります、とのことで、頑張って欲しいです!
総合2位は、SPの好調をキープしたヤニック・ポンセロ選手。アルバン君は3位。
おおっ。スケカナでもSPの成績良かったし、ポンセロ君ブレイクの兆しでしょうか。ヨーロッパ選手権のスコアも楽しみになってきました。ふたりともヨロ戦は確定かな? FSでやらかしさえしなければ! ふたりとも上位狙えると思います! 頑張って!
一方、ステファン・ランビエール選手とサラ・マイヤー選手を擁するスイスですが、サラちゃんは絶好調、ほぼパーフェクトな演技で182,03点という高得点をマーク、女子チャンピオン連覇を達成。ランビエール選手も男子シングルを制し、スイスチャンピオンのタイトルを守りましたが、本人的には納得のいく内容ではなかったよう。得点は209,55と比較的高いレベルなんですが、フリーの『フラメンコ』で、3回転倒しているようなんですね。試合後インタビューでも、表情は冴えなかったもようです。
大会記事はこちら→ http://www.news.ch/Lambiel+und+Meier+verteidigen+Titel+erfolgreich/295113/detail.htm?ref=rss
3回転倒か。けっこうガックリ来ますよね。やはり。本人的に。
来週のGPFまでに、気分を盛り上げてこられるのか、若干心配ですが、GPS中国杯でもかなり調子を崩していたのが、ロシア杯では立て直してきてますし! むしろ国内戦のリベンジをトリノで! してくれるといいなあ、と思ったり……。
けしていい調子ではなくても、200点は越えてきているという、アベレージは出しているという事実はとても大事だし、自信持っていいんじゃないでしょうか。とにかく、頑張って!




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周回遅れの話題で申し訳ないんですけど、スケカナのバンケット写真が可愛かった!
ので、リンクを貼っておきます。こちら→ http://www.skatecanada.ca/en/events_results/events/sci07/event/photo/photo_18.cfm
GPFのまえに、友加里ちゃんと真央ちゃんの戦績おさらいしとこうと思ってスケカナHPにいって発見してしまった。ハロウィンパーティがコンセプトだったんですね。女子は全員魔女帽子かぶってて可愛い!
しかし友加里ちゃんと奈々ちゃんの写真が小さくて見づらいです(右列下から3番目の集合写真に日本3人娘が揃っています。センターが中野友加里選手)。可愛いんだから、もっとガンガン写真に写りにいけばいいのにぃ~。真央ちゃんは、競技のときは表情硬かったけれど、魔女帽子被っていい顔で笑っていますね。楽しそうだ。良かった。
ロシェット兄さんは雄雄しく、猛々しく、お美しいです。500人くらい魔法で石像にしてんじゃないかという威厳があります。来期のSPとか『Wicked』とかいいんじゃないかなあ。魔女、似合うと思います。
川口悠子選手の魔女っこぶりは、破壊力満点ですね。悠子ちゃんはコスプレ似合うなあ~(いや、『ある愛』は衣装であってコスプレでは)。
カナダスケ連は、シーズン打ち上げパーティでも、女子選手にうさみみを被らせていたのですが(イースターバニーに因んだと思われる)、被りモノが好きなんでしょうか。
この中に、ミラ・リョンちゃんがいないのが、ちょっと残念な灰原です(ノリノリでコスプレしてくれただろうに)。
バンクーバー五輪のバンケットも期待できそうだなあ~(どんな期待だ)。





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さて、現在、ポーランドはグダンスクで行われている、ジュニアグランプリシリーズ。
ノービスからデビュー年に、いきなりファイナル進出を果たしたロシアの天才少年、アルトゥール・ガチンスキー選手のインタビューについて、本日は日本語書き取り、やっていこうかなっと思います。
このインタビューについても、FSUに「Little Princess」さんの有志英語翻訳が上がっていまして……→こちらhttp://www.fsuniverse.net/forum/showthread.php?t=54644  なんですけど。ほんといつもFSUにはお世話になります。スケートニュースをできるだけたくさんキャッチしたい! という方には、FSUとGolden Skate Forumには登録をお勧めしますねー。登録だけなら無料ですし(一部、会費が必要なコンテンツもあります)。日本人選手の情報も、なぜか海外経由のほうが早い場合もあるんで(なんでだろ)。
というわけで、ガチ君インタビュー。ロシア語の元記事はこちらです→ http://gachinsky.spb.ru/press/article005.htm
いつもの言い訳。灰原は語学力に乏しく、日本語書き取りは機械翻訳を日本語らしく整えただけのものです。読み間違いもありえますし、わからないところは想像の翼で補っていたり、もっとわからないところは飛ばしちゃうこともありえます。ぜひ、原文もお読みいただけるとうれしいです。
それでは、本文にお進みください。




【Ves Sport:アルトゥール・ガチンスキー選手インタビュー】



「カナダのケヴィン・レイノルズ選手は、15歳でクワドを降りたといいます。
僕はいま14歳ですけど、彼の実績を上回るべく、努力しています」


先日、モスクワの『Megasport』アイスアリーナで開催された、カップ・オブ・ロシア。
エキシビジョンに登場したひとりは、高名なコーチ、アレクセイ・ミーシン氏の秘蔵っ子、数年前にすでに「第2のプルシェンコ」と呼ばれていた、14歳のアルトゥール・ガチンスキー選手でした。
ガチンスキー選手は、ジュニアにしてトリプルアクセルを獲得している選手のひとりです。今年、彼はジュニア国際試合にデビューし、JGPFに進出することができました。
アルトゥール・ガチンスキー選手は、今シーズンの彼の目標や、準備について、Ves Sportのリポーターに話をしました。


Ves Sport:
カップ・オブ・ロシアのエキシビジョンで、メダリストたちが滑る第2部のオープナーを、あなたはつとめましたね。
スタースケーターたちについて、どんな印象を持ちましたか?


ガチンスキー選手:
僕、スタースケーターの方々とエキシビジョンで滑らせていただくのは、初めてじゃありません。
だけど、それでも、今回みたいな機会を与えていただけたことは、すごくありがたいことだったなあって思っています。
カップ・オブ・ロシアには、世界有数のスケーターが集まっていて、僕が滑ったのとおんなじ氷で、チャンピオンたちも滑りました。
チャンピオンの人たちの、バックグラウンドを見られたのも、とても勉強になったと思います。
ただ、僕、ちょっとループジャンプで失敗しちゃったんです。
ライトがすごくまぶしくて、目に入って……いままで出たアイスショーでは、こんなことはなかったんだけど。
ライトの位置が低すぎたんじゃないかなあと思います。みんな、目がくらくらしたみたいです。


Ves Sport:
JGPSにデビュー年の今年、いきなりファイナルに進出しましたね。


ガチンスキー選手:
GPS2戦めを終えてから数週間後に、ファイナル進出が決定したんです(ガチンスキー選手は、勝ち点22という成績だったため、最終戦イギリス大会が終わるまでファイナル進出が確定しませんでした)。びっくりしました。
どうして自分はファイナルに出られたんだろう? って思ったんです。
JGPSで、僕はあんまりいい成績がおさめられませんでした。
正直、ショックでした。いままでの選手生活で、こういう挫折とか、味わったことがなかったもんだから。
つまり、やっぱり、デビュー年なんだよなって、自分じゃそう思ってたんです。


Ves Sport:
JGPFに出場する男子シングルのロシア人選手が、あなたひとりかもしれないという可能性はご存知ですか?
ロシアのチームリーダーのArtem Borodulinは故障中、Ivan BARIEV選手も、出場は微妙です。
(灰原注:Artem Borodulin選手はJGPF欠場。アメリカのダグラス・ラッザーノ選手が補欠出場しています。日本の無良崇人選手は、ガチンスキー選手やラッザーノ選手と勝ち点は22で同じ、あとちょっとの得点差でファイナル進出ならなかったんですよね~。惜しい! Ivan BARIEV選手は出場しています)


ガチンスキー選手:
ひとりしか出場できない場合、僕ひとりでロシア代表としての責任を背負うつもりはあります。
ジュニアグランプリファイナルはお遊びじゃありません。僕は全力を尽くします。
コーチに言われてるんですけど、大会に出場すればそれだけ、自分の演技についてのジャッジの判断も試すことができるし、国際的に自分の位置をマークしておくことができます。
僕はSPから3Aを跳ぶつもりだし、FSでは3Aを2本予定しています。


Ves Sport:
新採点法では、必ずしもクワドや3Aを跳ぶスケーターに報酬を与えません。これらのジャンプは、ほかの要素よりもリスクが高いにかかわらず、得点はさほどでもない。


ガチンスキー選手:
そのとおりです。ちょっとおかしいですよね。
3Lz+3Tは、1本のクワド、または3Aよりずっと得点がつきます。3Aやクワドは3+3を降りるよりずっと難度が高いせいで、むしろたいがいの選手はプログラムに組み込みません。
僕がはじめてFSに3Aを取り入れた年、2本の3Aを入れてプログラムを滑りこなすのはとても難しいことでした。でも、やってるうちに、だんだんと簡単になってきました。
練習するほど、僕は、3Aが簡単になってくるのを感じます。練習での感覚は、試合に挑むとき自分への信頼を裏打ちしてくれます。


Ves Sport:
3Aやクワドなしで勝つのが可能なら、むしろそれらにチャレンジしないという主義の選手もいると聞いています


ガチンスキー選手:
そういう考え方もあるだろうって思います。いまの採点法は、クワドや3Aに挑戦しない風潮の原因になってるんじゃないでしょうか。
僕自身、3+3を充分に飛べますし、それで得点を稼ぐこともできます。クワドや3Aはほとんど意味ないかも。
でも、今回カップ・オブ・ロシアで、僕は、カナダのケヴィン・レイノルズの身体能力をみました。彼はいま17歳ですけど、きれいな4Tと、4Sを降りていました。
「クリーンな」スケートって、つまりトリプルジャンプのまあまあのコンビネーションと、まあまあのほかのエレメンツと……それで全部ですよね。
そんな演技が大半の中で、レイノルズ選手のジャンプは僕を驚かせてくれたんです。
彼は、15歳でクワドジャンプを降りたんだそうです。
僕は、彼の記録を超えるために練習に励むつもりです。僕はいま、14歳なんですからね!


Ves Sport:
あなたのニュースが、よくインターネットサイトで取り上げられていることは知っていますか?


ガチンスキー選手:
僕のお父さんは、インターネットをやっていて、僕のことが書かれてるって、教えてくれました。
はじめは信じられなかったんです。なんで僕? どこのサイト? みたいな感じで。
それで、僕は父にサイトを見せてもらいました。よくできたサイトがあって、僕はすごくうれしかったです。
僕のいままでのプログラムとか、とったメダルの数とかが、全部リストアップされてたんですよ。それを読むのも楽しかったです。
僕は、サイトを作ってくれた人たちが誰だか知りません。
ある日、僕が親(原文保護者。コーチかもしれません)といっしょに大会を観戦してたら、女の人たちが僕に駆け寄ってきたんです。そして、僕の写真をとってもいいか、サイトのためになにか書けないかって聞かれました。
自分がアイスリンクでそんなに有名になってるってことに、すっごい驚きました。
僕、有名人になるのに、慣れてません!




はい、書き取り終了です。お疲れさまでした!
「第2のプルシェンコ」と呼ばれ、期待され、ロシア国内では、しだいにアイドル的存在になってきてるらしいガチ君。スケートについては落ち着いた口ぶりの彼が、「大会観戦してたらファンがいきなり押し寄せた」ことを語る段には、まるで目をぐるぐるさせてるみたいな、年齢相応の驚きっぷりを見せているあたり、ギャップがありますねー。彼の年齢からして、実力からして、今後もっと有名になっていくのであろうわけで、来年には自分の人気にも慣れてきて、スマートにファンに切り返すガチ君になっているのかも……いやいやしかしもうちょっと、ファンに慣れない可愛いところも見せて欲しいような。
おばちゃん灰原の心は千地に乱れるのでございます(乱れさせときなよ)。
ガチ君、ロシア杯での、ケヴィン・レイノルズ選手の演技に、いたく刺激をうけたようなのですが、たしかにロシア杯でのレイノルズ君の演技ってちょっとすごかったんですよね。
FSでは、4S+3T+2Lo、4T、そのうえ3Lz+3Tという高難度ジャンプをつぎつぎ決めてて、FSでも、4S+3Tを、クリーンではなさそうなんですが降りています。
レイノルズ君のすごいところは、ここまでのジャンプを跳んでいるのに、なぜかステップもスピンも豪快にレベル1とかで、PCSもかなり低く、総合8位にとどまっていることです…(あああ)。同国の1歳下、パトリック・チャン選手が、クワドはないものの素晴らしいスケーティングスキルで高得点を叩き出し、16歳にしてGPF進出を決めたのとは対照的です。……どーでもいいけど、どーしてカナダの選手ってこー、みんな極端なんですかねー……。
高難度ジャンプを習得していても勝てない。レイノルズ君の現状は、新採点法におけるジャンパーの悩みを、ちょっと体現しているところがあります。
しかし、そんな状況でも、果敢にクワドに挑むレイノルズ君の姿に、ガチ君は相当感じ入るところがあったそうです。「レイノルズ選手は15歳でクワドを跳んだって言う。僕は負けません!」と宣言してくれています。
たいがいのエレメンツをきれいにこなすガチ君ですけど、彼の本質はジャンパーだってことなんでしょう。ミーシン門下のエース候補生だしなー。
JGPF、SPまで終わって現在5位のガチ君ですが、2本の3Aを跳んで、会心の演技をして欲しいですね! 頑張って!




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えー、昨日の記事「ミーシンコーチインタビュー」で、プルシェンコ選手の今後の予定について、ミーシンコーチが「今季は難しいと思う」「今後もよくわからない」むね、発言しておられると書いたんですけど、プルシェンコ選手当人は、競技続行決定みたいなコメントを、11月初旬に出してるんですよね。
イタリア語の記事で、チェック洩れてまして。記事の存在に気づいたのが最近なんですけど……こちら→ http://www.artonice.it/?q=it/node/1565
記事前半は、スルツカヤ選手の記事。出産後引退の報道を、公式に否定したというものですね。「解説者やコメンテーターになるつもりはない」し「引退はしない」けど「少し競技は休みます」という発表があったそうです。
スルツカヤ選手がほんとに競技に戻る日が来るのか、それはわかりませんけど、引退とか引退しないとか、外野がとやかく言うことでもないし、スルツカヤ選手は生涯現役ってことでいいんじゃないかなあ。
もちろん、五輪を目指していただいてもおおいにオッケーです! リアシェンコ選手やフォンタナ選手だってトリノに出たんだしね!
記事下段はプルシェンコ選手の記事。こちらはスルツカヤ選手よりはっきりと「引退しない」と断言してます。
プルシェンコ選手コメント、イタリア語の原文を引用します。



Diro di piu, ora ho gia deciso al 99% che tornero nel pattinaggio amatoriale. Anzi, non sono mai andato via, mi sono solo preso la pausa di una stagione. Quindi, mi preparero per i Giochi Olimpici a Vancouver. Vorrei tanto vincere un altro oro olimpico nel 2010".


断言しますが、僕は99%の確率で、競技会に戻るともう決めています。むしろ、絶対に戻るといってもいい。僕はいま、休息をとっていますが、バンクーバー五輪のために準備をはじめるつもりです。2010年のオリンピックで、もうひとつの金メダルを獲得したいのです。


以前はけっこう、復帰について玉虫色発言だったことを考えると、本人の意思はけっこう競技に向いてるんじゃないかと思うんですが、問題はフィジカルですね。膝の故障からどれだけ回復できるのかどうか、それがプルシェンコ選手の復帰、あるいは復帰時期を決めるんじゃないかと、灰原は思っています。
……だけど、戻ってきても、以前と違って、金メダルはそう簡単じゃないんじゃないかなぁ~? 常勝の帝王にとっては、そんな状況がかえって楽しいかもしれませんけどね!





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ちょっと前になりますが、FSUにアレクセイ・ミーシンコーチのインタビューの有志英語翻訳版が上がっていました。
翻訳してくださったのは、昨日のモスカヴィナコーチインタビューも翻訳してくださってた、Trinityさん。原文はこちら→ http://www.kommersant.ru/doc.aspx?DocsID=827140&NodesID=9  ロシア語です。
今日は、このインタビューを抜粋して日本語に書き取ってみたいと思います。
ずーっと、これやろうかなあと思いつつ、ロシア語の三角読みに取り組むのが面倒で放置していました(ははは)。現在JGPFに出場中のガチ君の記事とどっちにしようか迷ったんですが、今日は比較的やる気があるので(へへっ)、長いミーシンコーチの記事にチャレンジ。
いつもの言い訳。灰原は語学力に乏しく、日本語書き取りは、機械翻訳の文章を日本語として読みやすく加工したものに過ぎません。わからないところは想像の翼を羽ばたかせて補っていたりするし、読み取り間違いも大いにありえます。ほんとにぜんぜんわかんないと飛ばしちゃったりするし。よろしければ、原文もお読みいただけると、うれしいです。
それでは、日本語書き取り本文にどうぞ~。



【アレクセイ・ミーシンコーチインタビュー】



アレクセイ・ミーシンコーチは、彼の最近の教え子たちの動向についてコメントします。

―この4月に、ロシアのベストコーチに選出されましたね。


「ええ。この4月、ナショナルトレジャー賞を受賞させてもらいました。
私はつねに、勝利のために戦ってきました。
もう若いとはいえませんが、今後も際立った成績を残したいと考えています」


―勝利にこだわるのは、あなたの生まれつきでしょうか? それとも性格?


「年々、私について来られる教え子たちは少なくなっています。
それは私の年齢のせいではありません。練習に怠惰な生徒は、ミーシンシステムを利用したジャンプを身に付けることができないんです。
ついてきてくれる教え子たちは、高い境地に到達しているのですが…。
私たちのチーム……子どもからチャンピオンクラスの選手まで教えていますが……は、ユーススポーツスクールで練習しています」


―最近のあなたの実績は、ユーススポーツスクールていどの環境で、あなたがコンスタントにチャンピオンを生み出せる証左だと思われます。


「タマラ・モスカヴィナは、アメリカで、ベレズナヤ&シハルリゼ組を指導しました。
タチアナ・タラソワとアレクセイ・ヤグディンもアメリカで活動しましたし、オレグ・ワシリエフも、トトミアニナ&マリニンをアメリカで訓練しました。私自身の教え子は、ユーススポーツスクールでハイレベルの訓練をしていたのですが。
私の名前、影響力、さらには私の資金を使って、彼らは外国で訓練することができたのです」


―あなた自身は、外国で教えたいと思われませんか?


「外国に行きたいとは思いませんね。
むしろ古い学校施設で教える私のもとに、トレーニングキャンプのために、海外から選手団が訪れてきます。
現在、ユーススポーツスクールで、全国から集まった生徒を教えるためには、登録だの、宿舎の手配だの、さまざまな雑事がともないます。古びた施設の改善とともに、旧弊な制度の改善についても、解決していかなければなりません」


―あなたは、やり遂げる方です。


「私は有望な子どもたちを組織して、2014年ソチ五輪のための強化に着手しました。
手始めとして、素晴らしい才能に恵まれた少女、Liza Tuktamyshevaをグラソフの町で見つけました。
彼女は10歳で、すでにすべてのトリプルジャンプを習得しています。彼女が月2回、サンクトペテルブルクに訓練に来るための費用を、私自身が彼女に支払っています。
じつは、私には、14歳のアメリカジュニアワールドチャンピオンからのコーチのオファーも届いていたのですがね」


―ロシアスケート界には、どのような改革が必要だと思われますか?


「多くのスケーターが、チャンピオンになる以前は、フィギュアスケート学校の学生に過ぎません。
優秀なスケーターのグループには、満足できる生活や、練習環境を、与える必要があると思います」


―セルゲイ・ドブリン選手が、グレモワコーチのもとからあなたの手元に移ったのはなぜですか? また、キセニア・ドロニナ選手は、なぜあなたの手元から去ったのでしょうか。


「ドブリンは、生来の才能よりもなお、学ぶ意欲にあふれた選手です。この意欲に動かされて、私は彼に教えることに決めました。
私がTuktamyshevaを教えることに強い興味を持ったものですから、ドロニナは去りました」


―Tuktamysheva選手は、あなたにとってはじめて、本格的な女子の教え子になりそうですね。


「残念ながら、リーザは、いま、骨折しています。
1ヶ月まえ、彼女はニースカップで勝ちました。彼女の演技はまったく子どもらしくはなかった。
彼女がジュニアで戦えるようになるためには、あと3年かかります。ほんとうにもったいないことです。
特例として、彼女がロシア国内の重要な試合に出場できるように、私は働きかけてみるつもりです。
アルトゥール・ガチンスキー選手も、同様の特例を得ていました。彼も私の教え子です。
いまは彼はジュニアに上がりました。初エントリーの年にファイナル進出。素晴らしい結果を出しています」


―ガチンスキー選手がシニアに上がったら、ロシアに大きな勝利をもたらしてくれると、保障できますか?


「保障をもとめるのは愚か者だけです。
アルトゥールは、彼がなしたことにふさわしいだけの賞賛を得るでょう。
彼については、私から連盟に働きかけたわけでなく、連盟のほうから、ジュニアナショナルへ出場の打診を受けました(灰原注:ガチンスキー選手は昨年までノービス年齢。しかしおととしくらいからジュニアカテゴリーにスキップ出場していたようです)。
今後、私たちは、10歳からでもロシアナショナルに出場できるよう、規定を考えなければなりません。それにふさわしい演技ができる全員がね。
人工の年齢制限はナンセンスです。
昨年、タチアナ・ミーシナ(ミーシンコーチの奥さん)と私は、ジュニア強化選手のひとり、カタリナ・ゲルボルトをコーチしました。ヨーロッパ選手権で5位に入ったアンドレイ・ルータイ、そして、キセニア・ドロニナも。
今年、ガチンスキーはジュニアになりました。彼のジュニアグランプリファイナル出場と、ニースカップでのTuktamyshevaの勝利は素晴らしいことです。
しかし、私たちは、いま、まさに「石を放り投げて」いるのであって、いま現在の成績が、我らの求める成果ということではありません」


―あなたの教え子のうち何人が、これからグランプリシリーズに出場しますか?


「アンドレイ・ルータイはロシア杯に。それから、セルゲイ・ドブリンがNHK杯に出場します。アルトゥール・ガチンスキーは、ジュニアグランプリファイナルに出場しますし、Liza Tutkamyshevaは、今後、国内ジュニア選手権に出場することになるでしょう。そして、まもなく、シニアの大会で。
どんどん面白いことになっていくと思いますよ」


―プルシェンコ選手の現状について教えていただけますか。


「彼の競技用SPについては、準備ができています。ですが、FSについては手付かずです。
今シーズン、訓練に戻る実際的な計画は、まだありません。
生半可なプログラムで選手権に出場するのは、いいことではありません。
プログラム作成や訓練計画を含めて、さまざまなことを考慮しながら、来年に入らなければならないと思います」


―プルシェンコ選手の気持ちを、競技のほうに向け替えることはできそうですか?


「スケートをしているプルシェンコは、コーチの私にとってもとても興味深い存在です。でも彼は、いまのところ、スポーツの英雄に戻る予定を組んでいません。
身近にいる私の判断からして、ジェーニャはとてつもなく突拍子もない決断をくだしはしないと思います。
しかし、彼の考え方は、いつでも生真面目で、それでいて予想外なのです。私は彼について、なんの約束もすることができません」




はい、書き取り終了です。お疲れさまでした!
いつもながらミーシンコーチのインタビューは読みにくいなあー。たんに、英語→日本語とロシア語→英語とロシア語→日本語との三角読みだからわかりにくいとかいうことじゃなくて、質問にたいして返事が、ちょっとずつズレてるんですよね。いっぺんに、聞かれていないことまで、たくさん答えるっていうか。もしかしてせっかちな方なのかな? と思わないでもない。
これが日本語だったら、さほど読みにくくもないんでしょうけどー……。
で、インタビュー内容ですが、うむ。なかなかいろいろ興味深かったです。
ドロニナちゃんは、もうミーシンチームにいないんだぁ……と思ったり。
ニースカップで勝ったLiza Tutkamyshevaちゃんは、やっぱり、「天才を発見した!」とミーシンコーチが、去年の2月くらいに話してた「リズちゃん」だったんだなぁ~とか。
Liza Tutkamysheva選手については、よほど思い入れがあるみたいで、スケ連に呼びかけてジュニアカテゴリー、あるいはシニアカテゴリーで競争させたい気持ちがあるみたいなんですが、ニースのプロトコルを見た限りでは、若干灰原は「?」かなあ。ジャンプはたしかに素晴らしいかもなんですが、スピンとかスパイラルとかステップが、ほとんどレベル2とか1だったんで。もちろん伸び盛りの年齢ですし、上げてこられるとは思いますが、最近の若年層は基本的にみんなスピンがめちゃくちゃ上手いんですよ。ノービスのころから。
それに、そもそもスケートの年齢制限も、わけもなく制限されているわけではないはずなので……。まあ、Tutkamysheva選手が健やかに育ってくれれば、それがいちばんです。
プルシェンコ選手の復帰については、ずいぶんトーンダウンしてますね。本人は、戻るってまだ言ってるみたいなんだけど。いま現在FSができてないってことは、ロシア国内選手権に出場は難しいってことで、だとすると、イエテボリに出場するのは難しいと、ミーシンコーチは考えているのかな。
あのー、ロシアのイエテボリの枠、男子シングルはひとつしかないんですが。
今後も動向を見守りたいと思います。
それにしても、Liza Tutkamysheva選手の練習費用は全部ミーシンコーチがまかなっているようで。
ロシア独特のコーチシステム、いまだ健在って感じだなあ……。





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現在開催中の、ジュニアグランプリファイナル。
女子シングルSP終わって、日本の西野友毬選手が2位です! おおおっ。
今年ジュニアデビューだというのに、すごいです。
1位は、アメリカのミライ・ナガス選手。3位は同じくアメリカのレイチェル・フラット選手。
西野選手のSPのスコア54.63は、パーソナルベストです。この大舞台で、とても頑張りましたね!
FSでも、悔いのない演技ができますように。日本から応援します!





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さーてと、久しぶりにロシア語記事についてのブログを書いちゃおうかな!
近々に開催されるGPFに、ロシア所属のペアチームとして進出した、川口&スミルノフ組のコーチ、ペア界のチャンピオンメーカー、タマラ・モスカヴィナ女史のインタビューを、FSUで発見いたしました。
元記事はこちら→ http://www.velena.ru/skating/comp/2007/GP2007_TM.html
スレッドには『Trinity』さんの、英語への有志翻訳も上がっています。ありがたいー! ロシア語記事ってどうすればいいのかわかんないくらい自動翻訳しても読みづらいんですよねー。
記事タイトルは、『Тамара Москвина: ≪ПРАВ ТОТ ТРЕНЕР, КТО ПОБЕЖДАЕТ≫』。日本語にすると「勝利を約束されたコーチ:タマラ・モスカヴィナ」とかになるでしょうか。
本日は、この記事を、抜粋して日本語に書き取っていこうと思います。
さて、久しぶりの言い訳。灰原は語学力に乏しく、記事の書き取りは、自動翻訳を日本語として読みやすくしたていどのものです。当然、読み取り間違いもありえます。わからないところは想像の翼で補ったりもします。ぜひ、原文もお読みいただけると、うれしいです。
それでは、書き取り文にお進みください。




【勝利を約束されたコーチ:タマラ・モスカヴィナ】



タマラ・モスカヴィナコーチの教え子、川口悠子&アレキサンダー・スミルノフ組は、昨年、アクシデント的にグランプリシリーズに1戦だけ出場権を得て、GPSロシアカップ3位となりました。そして、世界選手権に出場し、9位に終わりました。
今シーズン、彼らはスケートカナダ、ロシアカップでそれぞれブロンズメダルを得て、GPSトップ6に入り、グランプリファイナルに進出します。
私たちは、ロシアカップに帯同中のモスカヴィナコーチに、川口&スミルノフ組のイメージチェンジしてきたことについて質問しました。モスカヴィナコーチはうれしそうに答えてくれました。


「わたしたちの努力に気がついてもらえてうれしいわ。今シーズンから、ユウコとサーシャには、コスチュームデザイナーとスタイリストがつきました。わたしたちが競争で有利になるために、モスクワまで打ち合わせに来てもらったのよ」


-なぜ、ファッションの専門家を招いたのですか?


「1年前から、わたしは、真剣にチームのイメージに取り組まなければならないって知ってました。でも、わたしたちにはそのための時間があんまりなかったの。今シーズン、わたしたちには、こうなりたいっていうイメージが、ちょっとあったのね。有名な舞台衣装のデザイン工房を推薦していただいて、そこでわたしたちは、デザイナーのVelegzhaninaに出会いました。彼女は、コスチューム作成に携わることを了解して、そして、自分のほかにスタイリストもつけるようにと推薦してくれました。
それから、髪形についても、プロにお任せしました。わたし自身は、ずっとショートカットで過ごしていたから、ロングヘアから、ユウコによく似合って、モダンで洒落ていて、コスチュームに似合った髪型を思いつけそうになかったの。だから、プロにお任せして。彼はサーシャのヘアスタイルも担当してくれました」


-今シーズン、昨年よりもはるかに上のゴールを求めておられるようですね?


「去年、わたしたちの目標は、難易度を上げるとかそういうことではなく、とにかく一緒にスケートをすることでした。ユウコは怪我と戦っていたし。今シーズンは、すべてが違いますね。わたしたち、よりたくさんの技術を仕上げたり、挑戦したりすることについて話し合っています」


-川口&スミルノフ組のカナダの試合では、あなたが、プログラムを過度に難しく、急激に詰め込んでいるような印象がありました。


「あなたは覚えているか知らないけど、すべてのソ連ペアチームは、つねにそのやり方で育てられてきたの。わたしを含めてね。ベレズナヤ&シハルリゼもよ。
川口&スミルノフ組には、まだ競争意識が足りません。ワールドで世界9位って満足な成績ではないけど、それも彼らには認識できていないの。彼らには、異なる雰囲気を使いこなして滑る、芸術的技術がまだ足らない。芸術性がない、ただクリーンに演技するのが精一杯の現状で、どうやったらほかのトップチームに勝てるかしら? トップチームはすでにクリーンな演技を実現しているというのに?
わたしたちは、負けたくないの。そして、競技会で、わたしたちは自分の目論見があたっていたかどうか審査される。チームを勝ちに導くコーチは正しいってことなんです。いつでも」


-ほかのコーチの動向は気になりますか?


「もちろん。ただ、中国チームのパリでの結果については、リアルタイムでチェックしておけなかったのよ。わたしのパソコンがウィルスでやられちゃっていてね。そのせいで、細心の情報を受け取れなくなってしまったの」


-中国チームが、大幅加点を得られたというパリのニュースは、あなたを悩ませますか?


「前シーズンにトップグループにいた人たちは、いい得点を得るものよ。それについてはどうにもならない」


-今シーズンのジャッジの、川口&スミルノフ組にたいする評価は満足できるものでしょうか?


「ええ、ほとんど。唯一わからないのは、デススパイラルの評価かしらねえ。ほかの点で鬱憤はありませんね」


-ムホルトワ&トランコフ組たちが、手元を去ったことは残念でしょうか?


「うちの門下の選手同士でいさかいがあったってことは、どうせ知ってるでしょ。
オベルタス&スラフノフ組とムホルトワ&トランコフ組は、ちょっとぶつかり合うことがあったのね。やりあうことが不快になってきたといって、オベルタスとスラフノフは、元のコーチのもとに戻りました。
ムホルトワとトランコフは、わたしの教えるフィーリングが合わなかったのね。明らかに教えられない子たちを教えつづけるのは誰にとっても拷問だし、これ以上みんなが苦しむのは正しくないと思ったの。
オレグ・ワシリエフが、ムホルトワ&トランコフをうまくする方法を見つけてくれたことがうれしいわ。オレグはわたしの教え子ですしね。彼は素晴らしく博識だし、あの子たちの才能をもっと開発してくれると思います」


-あなたを助けてくれるスタッフについて教えてください。


「イゴール・モククビン(タマラさんの夫君です)は、絶えず味方になってくれます。Druchininaはわたしたちの振り付けをしてくれます。
それから、オレグ・ワシリエフや、デニス・ペトロフ、カザコーワたち、ほかのコーチたちともよく話をしていて、お互いに抱えている問題を共有することにしています。ここからここまでは休暇を取りたい、なんてことも話し合ったりしてね」


-最近、ロシアのスケーターが多くテレビアイスショーに携わっていることについて、どう思われますか?


「テレビには、いい面もありますね。子どもたちが、両親といっしょに手軽にテレビでフィギュアスケートの最高の面をに触れられるってことは、悪くありません。最近、リンクにやってくる子どもがとっても増えたんですよ。影響力を感じるわ」


-あなたは、これらのショーを見ますか?


「ええ。素人さんが含まれている各々のチームの、いかに弱点をカバーするのか、興味深いわ。
振付やコスチューム、それにメイクが選手の魅力を増強しているところを見るのは、プロのコーチぶあるわたしにも、とても参考になります。いろんなアイデアが盗めると思うの。
音楽の選び方も素晴らしいと思うわね。ときどき、テレビスタッフに嫉妬も覚えるわ。
わたしはプロのコーチで、優秀な選手たちを1日じゅう教えているのに、1シーズンかけても芸術的な雰囲気を選手から取り出すことができないこともあるのに、テレビ出演しているチームは、1週足らずのレッスンで新しいプログラムを演技しこなすんですもの。
どうしてそんなことができるのか、理由が知りたいとも思います。
ソ連がバラバラになってから、わたしたちはずっと長いこと、スケートを扱ってくれるテレビ番組とか、本とか、専用のリンクとかを持ちませんでした。
でも、いままさに、それらは取り戻されつつあります。
ナショナルスケート学校は着工して、多くの関心が集まっています。いろいろな会社が、スケーターにスポンサードを与えることも始まりました。おかげで、わたしたちは欲しかった新しいコスチュームを作ることもできたの。わたしたちは、ほかに5種類のコスチュームを作るつもりです」


-今シーズンの川口&スミルノフ組のために、いくつ振り付けをしましたか?


「いまのところ3つです。ショート、フリー、エキシビジョン。彼らがもっと芸術的に向上するような、もうひとつのプログラムを作りたいと思っていて、構想もあります。でも、新しいプログラムに挑戦できるかどうかは、スケジュールしだいですね」


-サンクトペテルブルクのアレクセイ・ミーシンは、川口&スミルノフは、すべてのコーチにとっての夢のチームである、自分も心から妬ましいとコメントしていました。


「わたしの弟子たちが、実際にはまったく手がかからないってことはありません。でも、彼らはとにかく一生懸命練習するし、精神的に安定しています。練習中、余計な会話や、ポリシーのぶつかり合いや、スキャンダルに注目したりすることで無駄な時間も過ごしません。これは、たしかに、どんなコーチでも夢見る資質。彼らは非常なスピードで上達すると思いますよ」


-テレビショーでミーシンコーチと演技を披露するとき、練習しましたか?


「ええ。数分のスケートをすることについてはそんなに難しくないと思ったけど、プログラムについてはすり合わせが必要だったし、サンクトペテルブルクまで出向いて、少し練習をしました。
プログラムの練習をはじめたら、いくつか、必要な動きができなくなってたのがわかったし(デススパイラルとかね!)、パートナーのミーシンも首とか背中とか痛いって。わたしも腕が痛かったわ。若い頃のプログラムを少しでも再現しようと思ってたけど、なーんのエレメンツもちゃんとはできなかったの。姿勢低く座ることもできなかったし、それほど高くも飛べなかったわ」




はい、書き取り終了です。お疲れさまでした!
ああー、ロシア語・英語・日本語の三角読みはやっぱりキッツイわー。いやしかしロシア語記事はネタの宝庫なんで頑張りたいんですけど…。
しかし、読むまえはわりとナメてたんですけど、面白いインタビューでした。とくに衣装のくだり(わはは)。
あの、衝撃的衣装は、戦略的にデザイナーに発注されたものらしいですよ。髪型も!
ほかにも5つ衣装をあつらえるって、どんな衣装なんだろう。
悠子ちゃんのいまの髪型ですが、そういえばエレナ・ベレズナヤ選手も現役時代あの髪型だったと思う。モスカヴィナコーチの弟子の定番というか、「これぞ!」と思った選手にはこの髪型にさせてしまうのかもしれないです。川口選手もベレズナヤ選手のファンだし、彼女と同じ髪型といえば抵抗もないであろう。
ミーシンコーチが、川口&スミルノフ組にたいして高い評価を与えている、というのも、興味深かったです。なにしろミーシンコーチは、自分自身がペア出身ですしね。とにかく練習熱心である、という彼らの資質が、厳しいロシア人コーチの目から見てもぬきんでている、と知ることができて、うれしいです。
インタビューの最後のくだり、ミーシンコーチとテレビショーに出た、というお話のあたり、少し解説しますと、先日、モスカヴィナ&ミーシン、往年のペアが再結成して、テレビアイスショーで演技を披露する、という企画があったんですね。
モスカヴィナコーチは、恐ろしいことに、若いころのプログラムの再現を目指したらしいんだけど、デススパイラルもできないし(えええ。やるつもりだったのか)、屈めないし、ジャンプもできないし、満足がいかなかったらしいですね……。しかし、年を経てスケート界に貢献しているふたりが、そうやって演技を披露してくれて、番組には言い知れぬ感動があった、と、ほかの記事で読んだことありますし。いやしかし、どうしよう、リベンジ目指してデススパイラルの練習とか始められたら。
モスカヴィナコーチ、無理しないでくださいね!
現在、テレビアイスショー花盛りのロシア。子どもたちがたくさんリンクにやってくるようになった、というくだりは、ちょっと恐ろしいですね。それら子どもたちの中から、ソチ五輪の星が出てくるかもしれない。そもそも練習環境はあるんですし。ロシアスケート界の夜明けはこれからかもしれません。
GPF、ロシア選手権と、川口&スミルノフ組を導くモスカヴィナコーチ。頑張って欲しいです!





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織田信成選手が、マネージメント会社との契約を発表したみたいです。


☆織田信成が内藤大助所属事務所と契約
http://www.nikkansports.com/sports/p-sp-tp0-20071206-291884.html


村主章枝選手と同じ事務所ですね!
いよいよ復帰も本格モードなかんじ。頑張れ!





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もうじき全日本選手権ですよ!
いや、まあ、もちろんGPFが終わったあとなんですけど。GPFも楽しみなんですけど。でも今回の全日本には、日本のスケートファン的に大きな意味合いがあるわけで。
だって、全日本選手権から、織田信成選手が競技復帰するんですもの!!
また、あの、リズム感あふれる演技が見られると思うと、うれしい限りです。
織田選手、FSはミッションインポシブル続行ってことでしたけど、SPは作り直しなんですよねー。ウィルソン振り付けではないって噂なんですが、どんなプログラムなんだろう。
少年漫画とかでは、しばらく競技から離れていた選手が競技会に復帰してくると、恐ろしい必殺技を身につけてたりするんですよね。特訓のせいで人相変わってたりとかしてー…。
そこまで考えた瞬間、灰原の脳内で妄想ランプ点滅。織田信成選手復帰が、完璧少年漫画モードだったらどうなるか? 勝手なシナリオが紡ぎだされてしまいました。
灰原の脳内ストーリーを桃木先生にお話してみたところ、先生は大爆笑。「おかしすぎるからそれブログに書きなさいよ」とリクエストをいただきました。
え? 面白い?
そうかな?
織田信成選手ファンのみなさんに怒られそうなんですけど…。
でも、ま、灰原の見た白昼夢ですよってことで、いいか!
「織田信成選手復帰シナリオ/少年漫画モード」を書き綴らせていただきますね。
繰り返し申し上げますが、このシナリオは灰原の妄想。冗談です。実在の人名も多く登場しますが、冗談ですから! お心を広く読んでいただけるとうれしいです。
そんでは、本文(?)にどうぞ~。


織田信成選手復帰シナリオ/少年漫画モード
タイトル【運命のブリザード】


2007年全日本選手権大会当日。会場周辺には、朝から大雪が降っている。
強風に雪が巻き、まさしく、ブリザード……。
テレビ中継のコメンテーターとして会場入りする荒川静香さん。エントランスから外を見て、美しい眉をひそめ
「この大会、荒れそうね……」
と、ひとりつぶやく。



男子選手ロッカールーム。選手たちが着替えているところに、音をたててドアが開く。
中に入ってきたのは、しばらく、競技会から遠ざかっていた織田信成選手だった。
(織田選手の顔には横線が入っていて、背景には「ゴゴゴゴゴゴゴ」と効果音が入っている)
誰とも目を合わさずにロッカールームに入ってくる織田選手のようすに、ただならない雰囲気を感じつつも
「よ、よう!」
「おはようございます」
ほかの選手たちが声をかける。が、織田選手は誰にも答えない。
黙々と着替えを始める。
服を脱いだその体を見て、ほかの選手たちは驚愕する。
背中といわず腕といわず、体中に、ひどい痣や傷が刻まれていたのだ。
まさに、満身創痍。
「その傷どうしたんだ……うっ」
話しかける高橋大輔選手。無言の織田選手のまなざしに押されて黙り込む。
――さ、殺気……!?
織田選手の目は、冷たい光が宿っていた。
着替えを終えた織田選手は、無言のまま、ジャージをひっかけてロッカールームを出て行く。
彼の残した気配の名残に、ほかの選手たちは我知らず冷や汗をかいている。



いよいよ大会開始。
織田選手は、最終グループで滑走(適当なこと書いてます)となる。
6分間練習。実況ブースに入ってリンクを見ていた荒川静香さんは、すさまじい鋭さと速さを持ったひとりの選手に、目を奪われる。
――誰? ……ええっ、織田くん!?
練習終了。リンクサイドで織田選手を、異様な威圧感を全身から立ち上らせている、謎のコーチが出迎えていた。リー・バーケル氏ではない、そのコーチの顔は、初登場時はベタ塗りで黒くあらまほしい。



織田選手の滑走順となる。
コールとともに、復帰を寿ぐファンたちの拍手がリンクに満ちる。
しかし、織田選手のたたずまいの尋常でなさがなんとなく伝わり、しだいにリンクは水を打ったような静けさに。
フジテレビのアナウンサーが、ここぞとばかりに実況をはじめる。
「勇猛果敢な若きもののふは、雌伏のときを超え、どんな新たなる世界を見せてくれるのか。天下をつかめ! 織田信成『アラウンド・ザ・ワールド!』」←灰原注:今年のSPわかんなかったんでEXの曲で代用してます~。
演技開始。すさまじい速さで滑走していく織田選手。
ビャオオオオオオ、という吹雪のような音が、音楽とは別に、リンクに響き渡る。
「これは! 織田のスケーティングが風を切る音!? まさしく、ブリザードスケーティングだ!」
アクセルの予備動作に入る織田選手。解説の本田武史さんが、いつもながら落ち着いた声でジャンプの種類を解説する。
「トリプルアクセル……クワドトゥループ……!?」
「うそっ」
荒川さんも思わず絶句。
冒頭のコンビネーションジャンプのセカンドに、織田選手は4Tをつけてきたのだ!
「なんと! 3回転半4回転のコンビネーション! 世界初のコンビネーションじゃありませんか、本田さん」
「え、ええ、たぶん」
放心状態でこたえる本田さん。織田選手の演技はさらに続く。
「ステップからの……トリプル……いや、クワドサルコウ……っ」
「なんということでしょう! 未曾有の試練は、若獅子の、戦いの本能を目覚めさせたのか! ショートプログラムで2本の4回転ジャンプ! ありえない! 第六天魔王がリンクに降臨したァァァァ!」
アナウンサー絶叫。演技はコンビネーションスピンからストレートラインシークエンスへ。
「速い速い速い! 目の回る速さだ! 驚愕のスピードで氷が切り裂かれていくゥ!」
「信じられない……」
実況席の本田さん、呆然自失。言葉を失ってしまう。フライングスピン、足替えコンボスピン。キャメルからシット、キャッチフットでアプライト、足を上げてY字。同時に
「ありえないッ! 手を離したァァ!」
「なにッ」
なんと支持なしY字スピン!(いや無理だから。正気に返れ灰原)
衝撃覚めやらぬまに、サーキュラーステップ。これまた光の速さ。実況アナウンサー、解説の本田さんに問いかける
「これで7つのエレメンツ終了ですが、ジャンプがまだ1本残ってますね」
「………」
「本田さん?」
「アクセルジャンプがまだ残っています」
衝撃のあまり、言葉を失ってしまった本田さんに代わり、コメンテーター席から言葉を添える荒川さん。実況続く。
「復活の舞の最後に、残すはアクセルジャンプ! さあ、魔王よ! 闇の翼を広げて、飛び立つがいい!」
サーキュラーステップからアクセル踏み切り。
回転数、1回、2回、3回……
4回!
「まさか、クワドラプルアクセル!?」
荒川さん思わず絶叫。
わずかに軸がかしぎ、織田選手は転倒する。
立ち上がってフィニッシュ。
あまりに異様な演技に、観客たちは身動きもできない。
つぎの滑走者(誰だろう。かわいそう)と入れ違いに、キスクラに上がっていく織田選手。
ジャッジ席は大論争になり、なかなか得点が出ない。観客もざわざわしはじめる。
ベタ塗りの顔のコーチは、無言。わずかに悔しそうな表情を見せている織田選手。かつて彼をこのうえなく魅力的にしていた人懐こい笑みは、その顔から消えている。
「織田信成選手の得点……」
ついに場内アナウンスがかかる。
「テクニカルエレメンツ 57.03点」
ぐおおおおお、と、驚きの声が、地鳴りのように観客席からわきあがる。驚くべき得点!
「プログラムコンポーネンツ 39.06点。合計点 95.09点です!」
「な、な、なんということでしょう! 脅威の90点越え! 織田信成、トップに立ちましたっ」
声を震わせるアナウンサー。爆発的な歓声がわく。しかし喜びの色もなく、キスクラからとっとと消えていく謎のコーチ。コーチを追って控え室のほうに戻っていこうとする織田選手。
「おめでとうございます、やりましたね!」
すでに滑走を終えていた後輩選手が、織田選手に握手を求めようとする。しかし織田選手は視線ひとつ動かさず、完璧に無視して廊下に消えていくのだった。
「織田さん、人が変わったみたいだ……」
顔をこわばらせてつぶやく後輩選手(小塚君か無良君あたりがいいかしらー←脳内キャスティング)。
 


控え室で集中していた高橋大輔選手、出番が近くなったので、ニコライ・モロゾフコーチに付き添われてリンクに向かう。途中、織田選手と謎のコーチとすれ違う。謎のコーチの顔を見て(ここではじめてベタ塗りじゃない普通の顔が出る)、ニコライ・モロゾフコーチ、驚愕する。
「まさか、あいつは……!」
織田信成選手の新コーチは誰なのか!? そして、織田信成選手はほんとうに人が違ってしまったのか!?
以下次号に続く!(続きません!)



……どうですか?
もう、ほんとにすみません。灰原、わりといつもこういう馬鹿みたいなことばっかり考えながら生きているんです……。まともなファンのみなさま、ほんとに申し訳ありません。
だいたい、いまのルールだと、SPの単発アクセルはトリプルまでしか跳んじゃダメなんですよね。クワドアクセルを跳ぶと違反だから得点にならないんだけど、まあフィクションってことで! そこは無視して点数計算しちゃいました。ごめんなさい。
この妄想を完成するにあたり、一部桃木先生の助言をいただきました。
ありがとうございます……ってお礼言うのもアレなんですけど(とほほ)。
まあ、この復帰シナリオは、あくまで妄想としてですね、織田選手、じっさいはどんな復帰戦を見せてくれるんでしょうね?
とにかく、のびのびとした演技をもういちど見せてもらえたら、それだけで、ファンとしては幸せです。
それでは、次回は謎のコーチの正体が明らかになるところから……(だから次回はないんだって!)





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