いまなぜか脳内空前の双子ブーム。
悪の召使すきだー。
メロディラインがなんかいいなーとおもったら、世界にひとつだけの花とアゲハ蝶足して二でわった感じでした。
そしてっ。
和泉桂せんせいのタナトスの双子ですよー!!
- タナトスの双子 1912 (SHYノベルス)/和泉 桂
- もえ!上巻(1912)を昨日買ったが、今日下巻(1917)を買ってしまった。
- というか、これは二つで一冊というべき内容ですた。
書き下ろし1000枚は伊達じゃないっ!
あらすじ。
双子の片方が軍人、もう片方が革命派。
カップリングはのっとふたご。りょうほうとも受。
1912-1917、時代はロシア革命。
片割れを死んだと信じていたユーリと、事故で記憶をなくし貧民街で暮らすミハエル。
いろいろあってマクシムとユーリとミハエルで三角関係勃発。
で、マクシムが死ぬ。
で、ユーリもミハエルも他の男とくっつく。
最後、軍から、革命組織から、互いの兄弟を殺せと命じられ、空き家で銃を構える二人。
でも、互いの居ない人生は、たぶん、きっと、悲しい。
殺せないまま時間が過ぎる中、空き家は放火される。
革命組織が、軍部の人間と、裏切り者とを同時に始末しようとするのだった。
炎の中、二人は生き延びようとするが――――
ラストは生死不明エンドです。
というか、いろいろ端折ってる割に、ラストシーンのネタバレだけ量が多いですね。
萌え!この話、普通に面白いの!
時代物はやっぱり好きかもしれない。
というか和泉先生は本当に歴史パロディをやるときが一番輝いてる気がする。
もう少し時代背景びっしり書いても僕は好きです。
たぶん、それをやるとウケが悪いので自重したんだと思います。
下巻になると結構バトルがありますが、基本的にそんなに気にしなくていいです。
バトルは人間関係を印象付ける要素として働くのであり、不可欠な要素にはなっていますがそれメインという感じではない。
他の絵師だと無理かな?という感じもある。
これだけの重い話にあわせるにはこれくらいの硬い画風がベストマッチ。
というか、二巻で完結とべーこんれたす小説としては長くなっていますが、まだ書き込める余地があるというか、同じ話で1.3倍ぐらいの量にできる気がする。
これ、ドラマCDに出来ないだろうな……
カットできそうなところはいっぱいありますが、なんせ作中時間で5年(+幼少期)が経過していますので、ガチで作って4枚組み、カットしまくって3枚組みではないかしら。
さらに双子に役者をどうやって当てるか?という微妙なライン。
同じ役者という手もありますが…さすがに二人の会話シーンがかなりあるので、それは無いな。
どっちかわかんなくなる。
でもマクシムが酔ったときにミハエルとユーリを間違えてバトルってのがあったからな……
ぜんぜん違う人当てるのもちょっとなー。
まあ、一番いいのはアニメ化だと思うのですが、ダメですか。
3時間のアニメ映画でどうでしょうか。
これなら双子の声優を同じ人にしても見分けがつきますよ。
割と本気で申し上げております。