古都鎌倉で30年間続いた! 伝説のビデオレンタル店から学ぶ遠隔経営術 | フリーランスでいこう!自分の看板で生きよう

フリーランスでいこう!自分の看板で生きよう

結婚、出産、育児、介護、病気……自分や家族のライフイベントに左右されず、自分らしく自由に生きる方法

ドンブリ勘定から脱却して戦略的な遠隔経営を

著者が経営していた鎌倉店の店舗面積は56坪、家賃は月90万円だったそうです。

そんなお店が30年間も続いた方法、知りたいと思いませんか?

 

私は前著『お金をかけずに売上3倍! コメントPOP 活用術: 1日1枚、1年で365枚のPOPは即戦力です! 』
の中でそのことを読んでから、いつか店舗経営についての書も出るなら読みたい、と思っていました。
そう、まさに待ちに待った本なのです。

 

「お客さま視点が分からない」経営者に

考えてみれば、社長でも誰でも、社会においては消費者になることがあるはずです。

それなのに、いろんな企業の経営者さんが「お客様視点が分からない」とこぼしてらっしゃるのに私も遭遇します。

会社のことを考えているとお客さま視点が持てないの? 経営者はみんなそうなの?

とこれまで不思議に思っていました。

 

でも、著者は違います。自分の店に月1回しか行かずに、遠隔経営。

お客様視点を大事にしながら経営したお店は、閉店が決まった際も惜しむ声が絶えませんでした。

「なんとか続けてほしい」
「横須賀線を途中下車しても行く意味のある場所でした」などなど……

この本には、そんな著者が自ら体験し、検証した現実的な方法論がこれでもかというほど盛り込まれています。

お客様視点がわからないと感じている店舗経営者や店舗コンサルタントさんにおすすめです。

 

経営している間には決して書けなかった内容

「遠隔経営」と聞いて「自分の店なのになぜ行かないの?」こんな疑問が湧くかもしれません。

でも、チェーン店を経営する会社の社長は、全てのお店に行けるでしょうか?

使える時間と体力には限りがあります。

第一、自分の店に毎日行けば、それだけで繁盛するでしょうか?そんなことはありませんよね。

 

本書には、店舗を経営している間は決して書けなかった貴重な情報が盛り込まれているそうです。

なるほど、経営している間は教えられない。確かにそうですよね。

ライバル店に手の内を明かすことになってしまいます。

自分が繁盛店を経営しているとしたら、なおさらです。


・POSデータの見方
・店長の育て方
・現金管理の仕方
・店舗レイアウト
・キャンペーン
・POPのコツ

 

著者が閉店後にようやく公開できるようになった情報がぎっしり盛り込まれています。

レンタル店でなくてもOK。

店舗経営コンサルも行う著者が、他業界でも使えるように構成した内容は、きっと役立つでしょう。

経営に悩む店舗経営者さんがいらしたら、必読です。

 
まとめと感想

月に1度しかお店に行かなくても、数値化、PDCA 、顧客視点を駆使すれば遠隔経営ができる。他業種でも使える視点を使って、転換期を乗り越えよう!

 

田中博子さんの近著

 

 

 

管理人 前田めぐるの著書