天皇皇后両陛下奉迎式典
今秋10月14日より開催されております「いしかわ百万石文化祭」に、天皇皇后両陛下が当石川県に行幸啓されるにあたり、奉迎奉祝式典に、石川県神社庁珠洲支部より、神職、氏子合わせて約30名で参加してまいりました。
神社庁各支部長は実行委員となっており、私も珠洲支部長として、何度も委員会に出席しておりましたが、
警備その他の関係で、9月20日の公式発表までは秘密裏に進めておりました。
当初、式典の後、奉迎の提灯パレードを計画しておりましたが、あいにくの、朝からの雨で、パレードは中止となり、
式典参加のみとなりましたが、午後1時過ぎより、集合場所の春日神社前より、実行委員会で用意しましたバスに乗り込み、一路、金沢へ。
この時点ではまだ晴れていたんですけどね、
まだ珠洲管内を出ないうちにけっこうなどしゃ降りとなりました・・・
こりゃムリですね。
3時間ほどかかって、会場となります、金沢市、県文教会館に到着。
まずは清興として、能登、金沢、加賀の県内3地区に伝わる祭礼の伝統芸能をご披露いただきました。
輪島市鎮座、住吉神社に伝わる御神事太鼓。
殊、奥能登に多くある神事太鼓の草分けで、天狗や鬼、死霊等の奇面を着けて邪気を祓い、豊作豊漁を願う太鼓でございます。
まあ、このへんは子供のころから体に染みついておりますので、愛着がありますね。
続いて、金沢市大野町鎮座、日吉神社に伝わる山王悪魔祓い。
初めて拝見しましたが、これはシュールですね~
神道、修験道、仏教が集合したような神事で、僧侶(?)か修験者(?)の九字切に始まり、引き続き、山王権現の化身(?)がそれぞれ魔を祓う所作を延々行うという、
非常に興味深い舞(?)でした。
最後に、白山市美川鎮座、藤塚神社、おかえり祭りのラッパ隊。
おかえり祭りは、神輿衆、ラッパ手ともに羽織袴の正装にタスキを掛け、ラッパ手はラッパを吹きつつも、神様に背を向けないよう、後ろ向きでお神輿の先導をするという、非常に珍しいお祭りですが、
このおかえり祭りは、私が若いころ、何度も助勤奉仕に行っておりましたので、
最後に奉仕したのは10年以上前ですので、非常に懐かしく思いました♪
式典は、国歌斉唱に始まり、
両陛下奉迎のスピーチの後、
本来は奉迎パレードで手にする予定でした提灯に灯りを燈し、
聖壽万歳を三唱し、幕を閉じました。
本国民文化祭が成功裡のうちに閉幕しますことをお祈り申し上げます。
喫煙休憩中♪