御社殿移築竣工慶賀祭の助勤奉仕 | 羽黒神社宮司のブログ

御社殿移築竣工慶賀祭の助勤奉仕

先週の日曜日に、本殿遷座祭をご奉仕を致しました、輪島市横地町鎮座、八幡神社のご社殿竣工慶賀祭の助勤奉仕の為、またまた輪島にやってまいりました。

遷座祭は夜に齋行されたため、外観はよく解りませんでしたが、

 

見ちがえるほど立派になりましたね~

 

横地八幡神社は、現在、穴水~輪島まで、能越自動車道の延長工事を行っていて、境内がかかってしまったため、移築工事を行っていたもので、

 

(移築前の八幡神社)

国庫より、代替え地と改築費用が支出されたのですが、同規模の社殿を新築するにはとても費用が足りず、

 

いわゆる「曳き方」で社殿ごと移動することになったわけですが、

(↑移築後と↓移築前)

 

この優れた建築を残したのは正解だったと存じます。

杮の上に瓦を乗せた優美なそりや、隅木、枡組、虹梁、

 

舟肘木にまでこんな彫刻、普通は施しませんよね。

よっぽど優秀で、粋な大工さんだったのでしょう。

 

以前の本殿(覆い屋)は、山の地形を利用して、一段高い位置に建立されていましたが、今回は石積で人工的にかさ上げしたようです。

 

そして、この石の台座は、祭礼の際、お神輿がお休みになるお旅所。

こういうお旅所は、輪島市の一部と、能登町の柳田地区や神野地区等に見られるどくとくのもので、旧境内から移築されたようです。

 

時刻、

境内に設けられた祓戸(はらえど)前に列立し、修祓の後、参進。

 

臨時大祭の為、齋主を勤められた禰宜さん、助勤の私ともに、正服でご奉仕いたします。

 

祭典中の画像はありませんけどね。

 

 

竣工慶賀祭と、恒例の秋祭りの祭典を併せて齋行し、

祭典後には、氏子さん方のお宮参り(赤ちゃんの初宮詣)や成人祭(二十歳のお参り)、げんぞ参り(結婚奉告祭)等のご祈祷をご奉仕いたしました。

 

ちなみに、私はこの日も、付け焼刃の重蔵神楽を吹いております・・・

 

(↓重蔵神楽練習奮闘記)

 

 

 

すべての神事は、午後4時頃、無事終了。

 

神様はもとより、氏子の皆様方のお慶びもひとしおかと存じます。

 

お天気で何よりでした♪

おめでとうございます!!