カイカイ通信に、韓国の李春根という韓国経済研究院専任研究委員のスレッドが立てられて、いつものように韓国人同士でいろいろ言っていたが、格別に取り上げるまでもない。
ただ李春根のような意見も韓国にはあるということだ。ただ日米同盟はあるが日韓同盟はないと思うので、日本は韓国が他国に攻撃されても、それを助ける義務はない。
韓国人は韓米日同盟があるかのように思っているが、基本的に間違っていると思う。この李氏が推測する韓国切り捨て論は、当然日本でも本質的な議論になるだろう。もはや韓国ときた朝鮮が日本にとってなにも付き合うメリットがないということだけは明確なのだ。拉致被害者の生還だけがいまの課題だ。
それと、もし、韓国が日本ともっとよい関係を望んだとしても、かれらに対して打つ手はない。きちんと境を作ることの方が大事だ。

ただこのスレは、少しは見えてる人もいるというkとがわかる


米日同盟の強化をどのように見るべきか?
それにしても、米国の同盟国である我々が、日米同盟の強化に怒りを表すというのはどういうことなのだろうか?もちろん、日本の軍事力が強化されること、日本の役割が拡大されることには、感情的に不快感があるのは事実である。しかし、国際政治の問題をこのように「情緒的」「感情的」に裁断すれば、それは韓国の国家大戦略にとって全く役に立たないばかりか、大戦略そのものを破綻に導く危険性すら指摘される。国際問題を冷酷に分析し、その基盤の上で合理的な戦略を見出す必要がある。


我々はまず、米国がなぜ日本の役割を拡大しようとしているのかについて知るべきである。今、多くの韓国人たちは、米国が”暴走する”日本を支持していることに非常に困惑している日本が2020年にオリンピックを再び行うことになったということも理解し難い韓国人も多い。


我々国民が受け入れるには難しいことかもしれないが、世界は日本をそんなに悪い国として見ていない日本のために世界に憂いが生じると見る国は、韓国と中国を除いてはほとんどない。それで日本はオリンピックも開催するようになり、我々が見るには平和の破壊者である安倍晋三は、米国の著名な研究所が授与する平和賞を受賞するのだ。

世界の世論は、北東アジアの安定のために日本の軍事力が強化されなければならないということに同意している。その例として、エコノミスト誌は、他のすべての国のように通常の軍事力を保有することになった日本は、北東アジアの安全保障に役立つと記載しており、フィリップ・コーニング(Philippe De Koning)は、最近のフォーリン・ポリシー(Foreign Policy)に、「現在の日本の軍事力はあまりにも弱い。日本の軍事力がこのように弱いという事実は、アメリカにとって危険なこと」とまで主張している。我々が見る日本と、世界が見る日本が、このように異なるということは、まるで19世紀末の朝鮮人たちの世界観を彷彿させるものがある


世界が日本の軍事力の増強を軍国主義の台頭ではなく、平和勢力の増強と見ているにはわけがある。誰もが知っている現状を韓国人も知らなくてはならない。何より、北東アジアはもちろん、世界の安全保障情勢を不安にさせた当事者は北朝鮮である。北朝鮮は、今すぐ利用可能な核兵器を保有した状況であるばかりでなく、なんと120万人にも達する在来式軍事力を保有している。

二番目の不安要因は、中国の軍事力増強があまりにも急速に進んでいるという事実である。中国の軍事力は冷戦が終結する頃の1988年から2013年まで、その軍事費は15倍以上に増強された。過去10年の間だけでも、中国の軍事力は、なんと5倍以上に増強された。中国は過去25年に遡っても、国防費の増加率が10%を下回ったことはない。


問題は中国である
我々が右傾化していると警戒した日本は、実際には過去11年間軍事費が減り続けた国だ
。行動で見るのなら、右傾化した国は中国である。経済成長率よりもはるかに高い割合で増加する中国の軍事費は不透明なことでも有名である。世界の主要な研究機関は、中国が発表した公式の国防費をそのまま信じていない。

結局、中国の軍備増強を懸念した米国は、2012年1月5日発行した新国防戦略指針で露骨に表現されているように、中国の軍事力の増加に対し、具体的に対処し始め、アジアで中国の軍事力の増加によって引き起こされた不均衡を、再び均衡化させるため乗り出しているのだ。


筆者は、米国がアジアの均衡の回復のため大韓民国を非常に重要な戦略的資産として考えていたと思う。だから米国は、韓国を北東アジアの安全保障のため決定的に重要なリンチピン(Linchpin)であると言った。しかし、米国は韓国がリンチピンとして”厳しい”役割を果たしてくれる国なのかを疑った。

冷戦時代、韓国は米国が主導する自由陣営の最前線で本当に大変な役割を自ら果たしていたが、今後、米国が中国と繰り広げる覇権競争においても、韓国が米国の目的に沿った役割をしてくれるのかについては米国人は半信半疑になっていると思われる


中国の挑戦を制御するために、たくましく中国に立向かってくれる同盟が必要な米国は、日本をその適任者として選んでいるそれはまるでヨーロッパで英国が担当していた伝統的な役割をアジアでは日本に任せようとしているようだ。


これは筆者の私見だが、韓国も十分に英国の役割を果たすことができる能力を持っている国だと見れるし、米国もそのつもりがあったと思う。ただ我々国民とその指導者たちがそういう”意志”があるのかについては懐疑的であった。米国からほぼ英国と同じ待遇を受けることになる一等同盟国の日本と韓国が仲違いする時、米国は韓国とどのように接するのかが問題だ。

すでに不吉な報が聞こえてくる。米国では、どうせ中国に傾く韓国を放棄しようという話も出てくるという。韓国が地政学的に非常に重要ではあるが、インド、ベトナム、オーストラリアなどが既に米国の中国制御戦略に同調している状況で、中国の顔色ばかりをうかがっている韓国を抜きにして考えようという話だ。日本、インド、ベトナム、オーストラリアなどを確保した米国は、韓国がなくても中国制御戦略に支障がないと思うかもしれない。


米国は最近、韓国の要求にほとんど応じていない。原子力協定の改正も、戦時作戦統制権転換の問題にも消極的だ。将兵軍服務期間は減り続け、GDP対比で全世界平均の国防費しか払わず、米軍駐留費の増額を要求すると難色を示し、米国が最も大事に思う同盟国日本とは仲違いし続け、米国が最も警戒する潜在的敵国である中国とはまるで古くからの友人のように行動するのが韓国である。

そんな韓国だから、米国が安全保障支援と協力要請を快く受けてくれるはずもない。日本とは敵となり、米国との関係も悪化させた韓国は、中国にとっても重要でない国として扱われるようになるのは明確である。証明された確かな安全保障装置である日米韓同盟を壊す愚を犯してはならない。

記事:李春根韓国経済研究院専任研究委員

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じっくり読むと、韓国知識人の悲哀が感じられる。
だけど、もう韓国人を信用することはできない。また現実に日韓同盟などはないから、米軍は助けても韓国を援助する必要はない。
米軍がさっさと引き上げることを支援する程度で、武器を取ることなどありえない。もう一度1世紀の世界秩序に自ら戻り、中国の支配下で改めて、日本を見ることをしてから出なければ、彼らと話を対等にすることはない。
ここまで冷静に分析しているにも関わらず、どうしようもできない知識人の悲哀が最後に語られている。それでも自らの国の歴史は自らが作り出すものだ。我々は手を差し伸べたがゆえに、いつまでも恨みを言い立てて、未来に立ち向かうことをしない民族を、同じようには見られない。
彼らを愚かなと言って愚弄することでもない。ただ日本はこの民族の未来を憂うるだけだ。自力で歴史をつくればいい。大統領を批判しても始まらない。大統領を選んだのは国民なのだから国内で対処すべきだ。
来年、米軍が指揮権を韓国軍に移譲して戦後体制が完了する。中国がアジアの覇権を握りたいとしゃしゃり出ているが、それはアジアのためにならない。アジアの諸国(朝鮮はふくまれない)を守るためにも、日本は中国の暴走を許さない抑止力にならなければならない。その真っ先の餌食になるのが韓国ということになるかもしれない。事大主義で、ふたたび中国に朝貢すればいいと思うよ。この人もそういう未来がみえてるのかもしれませんね。