レコチャイの記事から。

2013年11月4日、米誌フォーブスは、世界の工場としての地位を失いつつある中国製造業界の反応は80年代の米国と非常に似ているとし、以下の6つの相似点を指摘した。6日付で参考消息(電子版)が伝えた。
1.現在の苦境の原因は外部からの挑戦にあると考え、すでに時代遅れとなった自らの経営モデルが原因とは認識していない。
2.中国の企業経営者は労働者に対して不満を感じている。かつて労働者は文句1つ言わず低賃金と長時間労働を受け入れてきたが、現在は高い給料を要求するだけでなく、仕事が気に入らなければすぐに辞めてしまう。
3.中国の銀行はこれまで長年にわたって成長に必要なことを維持してきた。しかし現在は、低利の融資は見られなくなり、メーカーの債務も積み上がっている。
4.沿海都市の工場を内陸部やアジアの他の国やアフリカ諸国へ移転させている。
5.多くの企業が中国の消費者を自分たちの生存の唯一の希望であるとみなし、中国政府が極端な政治的圧力を駆使してバリアーで囲い込み、自分たちを外国企業から守ってくれると思い込んでいる。
6.数百万の企業経営者が資金・資産を財産権を強化した法律を持つ国へ移転させようと試みている。
中国の製造業界は依然として強大であり、将来の中国はさらに強大になるかもしれない。しかし、新たな勝利者の経営哲学は30年間運営してきた「安価な労働力」モデルとは全く異なったものになっているだろう。(翻訳・編集/HA)


中国は産業構造の仕組み、GDPの構成内容の変革などが要求される事態だけど、環境破壊の負の遺産や、これからの経済の後退などに耐えられるのだろうか。日本は20年の失われた時代と称されたけれど、中国の30年の隆盛のツケは100年位かかるかもしれない。自然の復讐ほど怖いものはないだろう。


共産党政権のその先を読む記事などが現れ出せば、それは遠からずの方向を示すものになるのかもしれない。

アメリカの経済の推移を改めてしらべてみよう。中国はその土台がまったくもろいので、アメリカのような経済後退が起きた場合、それらに耐えられるかどうか、むしろソビエトのようになる可能性もある。

まずはアメリカをしらべて見る。