大腸癌の手術から3年目が経つ。そこで内視鏡の検査を受けることになった。所沢肛門病院。癌の手術を受ける前にここで検査を行ったときは、大腸をきれいにするのにとても苦労した。それも当然で、大腸がふさがれていたのだから、どんなに薬を飲んでもきれいにはならなかった。

今回は割りとすむーずにことが運んだ。あいかわらずあの、大腸をきれいにする巣栗の味はおいしくないし、2リットルも呑むのはいいものではない。検査は11時前に病院にいって、すぐに呼ばれて、診察台の上でお尻を出して内視鏡を入れられて、石が手際よく見ていく。大腸を奥の奥まで、小腸とのつなぎ目まで差し入れて腸の中を見る。人間の体の中というものは、きれいなものだとモニターをみながら思った。だいぶ昔の映画で人間が体の中に入って体内を見てまわり、細菌と戦うような映画を思い浮かべていた。題名は思い出せないが、そんな科学映画があった。

結果はどこも以上はない。あったら大変だ。手術の部位は少し狭いというが、気にするほどでもなさそうだ。

そういうわけで、大腸癌の患者ではあるけれど、いまのところセーフ。再発の心配もなさそうだ。5月11日に問診がある。今月の26日にCT検査。1万円かかる。その方がつらいな。