トランプ政権はティラーソン発言を否定 | 経済あらかると

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 先日ご紹介したティラーソン国務長官の発言、つまり北朝鮮とは前提条件なしに直接対話する用意がある、との認識について、早速政権側から否定的なコメントが飛び出しました。

 

 マクマスター国家安全保障担当補佐官と、国務省のナウアート報道官が、相次いでトランプ政権の立場は変わっていない、北に対して軟化したことはない、と否定しました。引き続き北が核放棄をすることが交渉の前提で、それ抜きで交渉することはありえない、と述べています。

 

 ティラーソン長官の発言をロシア、中国がともに歓迎していたのですが、ティラーソン氏の「個人的な考え」は、もはやトランプ政権を代表していない、との印象を強くしました。

 

 結果として、トランプ陣営は一層「軍事政権」化し、軍事行動に傾斜している可能性を示唆しました。北が新たな核実験の準備をしているようですが、これを挙行すれば、米国のアクションの導火線に火をつけることになるかもしれません。