9月末解散説浮上 | 経済あらかると

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 昨日、ロイターが「与党内に9月末解散観測」と書いてきました。思い当たる節があります。

 

 民進党が前原代表の下で混乱し、分裂状態にあります。週刊誌に前原代表が北朝鮮の美人による「ハニートラップ」に引っかかったと報道されました。

 また離党した山尾氏の幹事長就任説が出たとたんに、週刊誌が不倫疑惑を書き、潰しました。これには自民党関係者が執拗に追っていたとの説があり、そこから情報が流れたとの説もありました。

 

 そして、安倍政権が最も恐れる「小池新党」が動き始めましたが、それとともに、テレビ朝日などが「都民ファースト」の代表人事の不透明性を突き、メディアの小池批判が目につくようになりました。小池新党を牽制する動きと、早期解散がつながる面があります。

 

 そして北朝鮮で国民の危機感をあおり、政権の求心力を高めようとの動きも見られます。実際、読売新聞などの調査で、内閣支持率が回復しています。

 

 確かに今選挙をやれば、共産党以外に安倍政権に対する批判票の行き場がありません。そこをついた早期解散のようですが、北のミサイル発射には「うさん臭さ」もあり、毎回同じ「断ジて許せない、断固として抗議する」コメントしか出ず、国民の不安をあおるだけで何もできない政府の感が強まっています。これは得点になりません。またロイターが指摘するよう、もし国民の多くが騙されて不安にあれば、そんな時に解散どころではあるまい、との批判も出ます。

 

 経済はともかく、政治の匂いには鋭い感覚を持つ「プロ」と言われる安倍総理がどんな結論を出すのでしょうか。