一般社団法人日中交流センター様に、「羽衣」絵本中国語版をご活用いただきました! | 羽衣つたえ隊

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静岡県立大学国際関係学部の教員と学生が、自ら制作にかかわった能「羽衣」の絵本をつかって、羽衣のお話を子どもたちに、国内外に広めていく活動です。

 皆さんこんにちは!教員の鈴木です。

 

 忙しさにかまけて、ブログの更新をすっかり怠っていました…。羽衣普及活動にご協力いただいた方々、またブログなどを通じて活動を応援してくださっている方々には、大変申し訳ありませんでした。

 

 これから、2ヶ月前の活動や成果なども含めてご報告していきたいと思います。ニュース性という意味では少し時間が経ちすぎていますけれど、「羽衣」絵本を通じて広がったご縁を皆様にぜひご紹介したく、活動記録という意味でもお読みいただければと思います!

 

 7月末、一般社団法人日中交流センター様に、「羽衣」絵本をご活用いただきましたので、その時の様子を写真にてご紹介したいと思います。

 日中交流センター様は、日中の文化, 経済交流を促進することを目的とし,中国からの視察・交流・体験などを企画手配することを主なお仕事内容とされています。法人を始められた孫江明様は静岡県立大学の卒業生で、そのご縁があって今回絵本をお使いいただけることになりました。

 7月には同センターが招待する形で第二回中国重慶市青少年訪日代表団42名と、第二回中国浙江省青少年訪日代表団22名が静岡を訪れ、小学校で小学生たちとの交流、給食体験、茶道や七夕まつりといった日本文化体験、市役所訪問、伊藤園などの社会見学などを行ったそうです。そして、その中で、静岡の三保に伝わる貴重な文化として、能「羽衣」が絵本を使って紹介されました。

 

 その時の様子を、孫さんが写真でご紹介くださったので、そちらを掲載したいと思います!

まず、中国重慶市青少年訪日代表団の皆さん。

 

 

 

次に、中国浙江省青少年訪日代表団の皆さん。

 

 

孫さんは本当にお仕事熱心で誠実な方で、この他にもたくさんの写真を送ってくださいました。お子さんたちが「羽衣」絵本を熱心に読んでくれている様子を見て、嬉しさで胸がいっぱいになりました。「羽衣」絵本を読んだ子どもたちが、日本について、静岡について良いイメージを持ち、大人になった時にこの美しい物語に惹かれて日本を再訪してくれる…そんな未来があったらいいなぁと夢を膨らませました。

 

 また、孫様からは、絵本をお贈りした際に、その御礼として中国に昔から伝わる「皮影」という影絵の人形をいただきました。牛やロバの皮などを使って作られ、1000年以上の歴史を持つそうです。

 

 

また、世界文化遺産である杭州・西湖が発行している切手もお土産でいただいたのですが、その切手には「梁山伯と祝英台」「白蛇伝」という中国四大民間説話が描かれていて、中国の文化にどんどん興味が湧いてきました!

 羽衣普及活動を通じて、自国の文化を海外に紹介するだけではなく、交流をもった国の文化を知りたい!という気持ちが自然と芽生えてきて、自分でも驚き嬉しく思っています。羽衣つたえ隊に参加している学生さんにも、活動を通じて多くの出会いや気づきがあればうれしいなあ…と改めて思いました。

 

 このような貴重なご縁をいただいた、日中交流センターの孫様に、心より感謝申し上げます。これからも羽衣絵本が日中交流のお役に立てるよう、私たちももっともっと普及活動をがんばりたいと思います!