一般質問が終わり、常任委員会と特別委員会が開催されています。


私の所属している建設委員会と総合交通特別委員会が開催されました。


建設委員会(16日)

 今回は付託されている議案が建設局の1局だけで、他の都市局、下水道局については

 審議がありませんでした。

 個人的に審議後、姫路市の公共施設、および一般施設の耐震化と今後の見通しについて

 都市局に聞きにいってきました。

 

 建設局に付託された議案は、曽左小学校の西側に整備が予定されている

 「書写東公園」の用地取得についてで、

 今回は9000㎡あまりの土地を約2億円で購入するというもの。

 

 全部で40000㎡にわたる大きな公園で今回の取得分は24%程度となります。

 計画から長年が経過しており、地元だけでなく、近隣の広い範囲の方の利用が期待でき、

 地域に与える好影響は大きなものがあります。

 

 今回購入する土地の値段については平均すると1㎡2万円程度で、

 市街化調整区域で、地目が田や原野であることを考えると、どうかという意見もありましたが、

 それだけに今後しっかりと整備する必要があります。


 完成は平成27年頃の予定です。


 その他の報告事項として、英賀保駅周辺の放置自転車対策として

 放置自転車禁止区域を新たに設けるという報告がされました。


 これまでも、姫路駅周辺、野里駅周辺、網干駅周辺、はりま勝原駅周辺などで

 放置自転車対策がとられてきました。

 禁止区域を設けることで取り締まりが強化できます。

 ただ、その周知をしっかりはからないと、駅利用者に不便が生じる可能性もあり、

 また、禁止区域を設けても、取り締まりも継続して行わないとその効果がでません。


 姫路駅周辺整備が本格化する中で、また、自転車利用者が増えることも見込まれる中で

 自転車マナーを守ることとその周知徹底をしたうえで、

 取り締まりを強化することが必要だといえます。


 もう1点、夢前スマートインターチェンジについて質問が出て、説明がありました。

 

 夢前スマートインターチェンジは合併協議の中でも進めてほしいとの要望がでており、

 平成21年に国土交通大臣より連結許可が出ました。


 姫路市としては、スマートインターチェンジ本体の工事よりも

 アクセス道路の建設改良工事の方が主体的な事業といえます。


 平成27年供用開始を目指して、用地買収等が進んでいますが、

 もちろん地元協力がないと進められない事業です。


 地元とのより綿密な説明、協議をするようにとの意見が出されました。


総合交通特別委員会(17日)

 総合交通計画では、付託議案がなく、市で定めている総合交通計画について

 説明があり、その後、山陽電鉄白浜の宮駅周辺整備計画について説明がありました。

 

 20年前と比べて、マイカー利用が格段に増え、電車、バスなどの公共機関の利用者

 特に、バス利用者が大きく落ち込んでいます。

 公共交通を利用しやすいように、パークアンドライドを実験的に取り組んだり、

 コミュニティバス制度を導入したり、駅へのアクセスをしやすくしたりするなど

 改良をしてきています。


 今後、環境問題、少子高齢化など、よりきめ細かな交通政策が重要となってきます。


 一方で、利用者の少ない交通機関の統廃合も大きな課題です。


 また、政令指定都市を目指す中で、駅の場所や数についても意見が出されました。

 現在、姫路駅と御着駅の中間である市之郷に新駅建設が計画されつつありますが、

 それとともに陸上競技場、野球場、手柄山公園などの公共施設の集積する手柄地区に

 新駅を建設すべきではという意見も出ました。


 利便性を求める部分と効率性を高める部分としっかり分けて考える必要も。

 との意見もでていました。