術後長期の体調不良への対処 まとめ | はぎのつゆのブログ

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少しガタがき始めた医者です。コロナも過ぎて世の中がこれから、という頃、私自身大変な戦いに臨んでおります。ま、これも運命でしょう。でも、今の自分にできることは何か?と日々考えながら生きるように努力しているつもりです。

 

 術後長期の体調不良への対処 その3

 

 

この前立腺癌術後に限ったことではないと

 

思われますすが、

 

睡眠がとても大切でその背景として

 

自律神経の安定が重要だ。

 

 

そして自律神経の安定のためには

 

胃腸の動きの安定がとても重要である

 

ということについて述べてきました。

 

 

 

 

では

 

胃腸の動きを安定させて自律神経の働きを安定させる

 

にはどうすればいいのでしょうか。

 

 

ひとつには

 

適切に運動を行い体力を培うこと

 

が挙げられるでしょう。

 

 

しかし術後に運動をなんていっても

 

そんなしんどい時期になかなか運動なんかできたもんじゃ

 

ありません。。

 

 

であれば手近なところからまずは

 

ウォーキングなどいかがでしょうか。

 

できれば毎日、基本は週3日以上でしょう。

 

 

それが落ち着いて体調が安定してくれば

 

ジムなどへゆかれてもいいかもしれませんし、

 

あるいは自分で何か運動をしてもいいでしょう。

 

その代表が筋トレです。

 

私はかなり以前からスクワットをできるだけ毎日

 

行なっています。

 

 

それでも、ま、不眠にはなります。

 

 

運動の次は

 

整腸剤とかヨーグルトでしょうか。

 

野菜などの繊維質のものも大切ですが、

 

通常の日本人の食生活であれば

 

野菜はある程度はとっているものです。

 

 

そうなるとヨーグルトです。

 

ただ実際にはヨーグルトも

 

最初はとてもいい感じになった

 

するのですが、徐々に慣れてくる側面はあります。

 

例えば、私が最初にヤクルト1000を飲んだ時には

 

びっくりするくらい胃腸の動きがよくなりました。

 

これはすごい!

 

なるほどさすが、と思って続けていたら

 

そのうち元通りの感じになってしまいました。

 

キリンのiMUSEは最初はもっとびっくりしましたが

 

結局のところ同じようでした。

 

最初は、すごい!

 

と驚くですが、そのうち慣れてくるのです。

 

身体の生理というのはそういったものなのでしょう。

 

それでも続けていて調子が悪くなるということはないし、

 

それなりに安定しているような印象はありますので、

 

続けることは悪くはないと思います。

 

ですが、絶対的なものではないということです。

 

 

ちなみに、ヨーグルトは免疫力を改善する

 

と良く宣伝されていたりもします。

 

たしかに最初iMUSEを飲んだ時には、

 

免疫の安定を感じました。

 

その顕著な例が

 

アレルギー性鼻炎です。

 

その症状が少し楽になりました。

 

 

ところでみなさま、

 

免疫力

 

って本当のところ一体何?

 

と思わるでしょう。

 

それについては後日私の考えをまとめます。

 

 

術後長期の体調不良の原因には

 

胃腸の動きの不安定さがあって、

 

その結果、自律神経が乱れ

 

さらには免疫力も低下して

 

風邪をひきやすくなったり

 

これが体調不良のカスケードかもしれません。

 

 

術後には便秘対処を含めてしっかりと

 

お通じ改善すること、

 

そして単にお通じを良くすることはでなく

 

胃腸の全体の動きをしっかりと安定させ、

 

その結果としてお通じを改善させる

 

ことがとても大切なのです。

 

 

特に今回のような腹部手術の後では

 

どうしても腸の癒着などによって不調に陥りやすく、

 

胃腸全体の動きが悪くなりがちです。

 

消化器外科の術後などでしたら尚更でしょう。

 

 

それに対抗して

 

一つには運動

 

もう一つはヨーグルトや整腸剤

 

を使うというのがここまでのまとめです。

 

 

それにくわえて以前述べた

 

漢方治療も有効なのです。

 

 

 

2025/2/27

 

 

Xavier Lavin PinoによるPixabayからの画像