ダヴィンチ手術後1週間(3)
前回分では日程などを少し勘違いしておりました。訂正いたしました。
さて、今回は術後5日目からです。
術後5日目
昨日、尿道カテーテルを抜去してもらったので管が全て取り払われスッキリした状態となりました。お腹の張りも例の薬が効いて安定していたので内服を続けていました。これでお腹もよくなりました。ただ、日頃に比べますとやはり腸の動きはあまりよろしくないようでした。
食事は朝から少しずつ摂ることができました。はっきり言って 不味い味付け でそろそろ限界でした。家族に頼んでチョコレートやらクッキーなど持ち込み食べました。
現時点、問題となる痛みは腹痛です。それから尿道基部の軽い痛みもありました。右の中から下腹部にかけての痛みが特に強かったです。ちなみにこれはそののち当分の間続きました。こうして書いている時も少し痛みます。
その日は特に予定がなかったのでラウンジへ行ったりベッドで横になったりソファーに座ったりして過ごしました。
予定ではいよいよ明日退院です。それが1番の楽しみ。夕方、先生方の回診があってその時、
このままで問題なければ明日退院です
と言われました。やったー。
術後6日目
いよいよ退院日です。
その後、特にこれといった症状の変化などはありません。尿漏れも少ない状態でした。腹痛はあいかわらずでした。ただ、なんとか外も歩けそうです。朝方、先生がいらしたので手術と退院のお礼を申し上げました。
その後、看護婦さんが病室で、
清算は後日です。それでは退院です。
と言われました。これで入院終了です。
これに先立って朝から荷物を整理しました。尿漏れがかなり少なかったので、先生方がびっくりされておられました。
よっしゃ!
と心の中でガッツポーズしました。尿漏れバッドを装着して紙パンツを履き、服を着替えました。荷物は二つでした。パソコンなどの入っているショルダーバッグと衣類関係のバッグです。問題なく持って外を歩けそうです。
帰りの迎えはあえて断り、またタクシーはつかわず、リハビリのためにと電車を乗り継いで家まで帰ってみることにしてみました。途中、どうにもならん というような状態になったらその時にはタクシーを呼ぶつもりで。
清算は後日ということで、荷物を持って病棟を後にして病院玄関から久々のシャバへ。そのまま近くの電停まで歩きました。問題ありませんでした。ただその際、これまで少なかった尿漏れが少し増えたように感じました。電車を乗り継いで家までなんとか戻りました。やはり疲れました。
入院期間は8日間でした。
先生方、ありがとうございました。
入院中にあった辛かったことからこれでやっと解放されましたが、よく考えてみますと 本当の問題はこれからです。術後の病理組織診断の結果です。ま、ある程度の腫瘍の広がりと悪性度は覚悟しているつもりではあります。おそらく今後、抗男性ホルモン療法を継続することになるように思っています。次回診察予定は術後約1ヶ月です。
以上がダヴィンチを用いた前立腺全摘手術前後の経過の全てです。実際には飛ばしたところや書き忘れていること、少し前後間違っているところなどもありそうですが、およそのところはちゃんと書き込んだつもりです。また何か思い出したら訂正なり追記なりいたします。
ちなみにその後、術直後少なかった尿漏れが次第に増加してきまして、今や尿漏れとの戦いの日々です。なかなか思った通りにはなりませんよね。
2023/12/1
Nadine HillemeyerによるPixabayからの画像