朗読「銭形平次」
「麝香の匂い」、ただいま準備中です。
解説&雑談 第1回目(全4回予定)です。
「旦那よ――たしかに旦那よ」
「…………」
鬼になった年増
「ただ旦那じゃ解らないよ
お名前を
はだけた胸に扇の風を
というわけで、「麝香の匂い」ですが、
今までは こちらのブログでは
Youtube朗読UP前 に 第1回、
朗読UP後に 2回目以降をUPする、
という形だったのですが、
これからは
朗読UP後に
解説・雑談の最終回がUPされる
形にしてみようかなーと思い。
というわけで、
朗読UP前です。
解説・雑談・ネタバレ 等は
お話を聴く(読む) まで知りたくなーい!
という方は、
朗読がUPされてからお読みになることを
オススメします。
では
予告編、登場人物のご紹介…
麝香の匂い 登場人物紹介
神田の平次
明神下に住む岡っ引き。
通称・銭形平次。
八五郎
平次の一の子分。
通称・ガラッ八。
板倉屋伴三郎
板倉屋の旦那で 蔵前の名物男。
三十歳そこそこ。
お勢
柳橋、清川の芸妓。
土地の売れっ子、二十二、三。
左孝
幇間。初老近い。
白旗直八
喜兵衛
清川の主人。
三輪の万七
年輩の岡っ引き。
お神楽の清吉
万七の子分の下っ引。
でも、鬼になりたくない伴三郎に遠慮して
伴三郎のことは誰も捕まえない。
… で、
うーん、名前は聞いたことあるけど、
結局 「麝香」 ってどんな香り?
と 思って調べたら、つまり ムスク。
私は香水はあまり使わないので
詳しくないのですが、
ムスク、ホワイトムスク、
あー! さらに よく聞く名前。
むかーし 母の日に、
母に香水でもプレゼントしようと思って
選んだ香水がホワイトムスクだった
記憶があるなー…
と言っても、ぱっと
あー! あの香り! とはならない(^^;
どんなんだっけ…?
さらに調べてみると、
雄のジャコウジカの腹部にある
香嚢から採れる分泌物を乾燥させた…
え! 動物性なんだ!
麝香は、
香料 や 薬 に使用されるそうで、
あの、救心 や 宇津救命丸 にも
使われていたみたいだけど
今はワシントン条約で
入手困難になってしまったので、
救心では最近(といっても結構前か)
処方を変更してリニューアル発売になってるみたい。
香料、香水としてのムスクももちろん
今は ジャコウジカの香嚢を入手するのは困難なので、
あー、それで、合成ムスク、
つまり ホワイトムスク が今は主流?
… で結局 どんな香り? に戻る。
「“ムスク” って名前はよく聞くけど
結局どんな匂いなのか思い出せないよー。
香水とか買おうと思うと高いしねー」
と言った私に、
「ムスク? これこれ」
と言って夫が洗面所から持ってきたのが、
制汗剤だった。
あー! これね!! 了解です。
かつて東京都台東区にあった花街。