「自分らしさ」はいらない

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ある編集長さんと一緒に仕事をさせて
もらってたときに、編集長さんがふと
こんな言葉をつぶやいたんだ。
 
「わからないから、やってみよう」
 
普段、僕らは理解してから行動に移す。
それはちっぽけな自分の頭のなかにある
知識や経験や感情を総動員して処理して
理解してから行動を起こす。
逆に考えれば、処理できなかったことや
理解できないことには行動を起こさない。
するといつまでも自分の小さな枠からも
飛び出せない。
 
編集長の言葉を聞いてから、理解できない
ことに遭遇すたびにこの言葉を頭のなかで
いつもつぶやくようにすることにした。
 
 

 この世の中には、なにかがきちんと見えて

 いる人、新しさを確かめているすごい人が
 います。
 そういう人たちは、誰もが気がついて
 いなかったけれど、ずっと欲しいと思って
 いたものをすっと見つけ出し、アイデアと
 して、かたちにし僕たちにプレゼントして
 くれます。
 
 彼らを観察していてつくづく思うのは
 「いかに自分をゼロにするか」に
 心を砕いているということです。
 決して偉ぶらず、高い場所からものを言う
 ようなことはしない。目線と腰の位置を
 つねに低くしゼロに近づける。
 「自分が、自分が」という言葉がない。
 「自分の都合」や「自分が楽しくて嬉しい
 こと」よりもまず、「世の中のみんなが
 嬉しいこと」を考える。つまり徹底的に、
 ある種の自己否定をしているのです。
 自分をゼロにするという、ある種の自己
 否定をしているのです。
 
 自分をゼロにするという、
 新しい自己否定。
 プラスもマイナスもなく、
 空気のように水のように
 無色透明だから、
 それだけいろいろなものが見える。
 『「自分らしさ」はいらない』より
 
自分らしさって、自分をゼロにリセットできて
生まれてくるもんなんです。
悩みの99%が自分にとって得か損と考える
ことが原因だからね。