昨日の晩、ビデオどりしてあった「NHK特集 衝突の根源になにが」を見た。
NHK記者という第三者的立場でイスラエルの高官やパレスチナの指導者などと面談。
「イスラエルのガザ地区に対する攻撃は人道違反だという声もあるが?」
イスラエルの高官。
「一体、誰が始めた戦争だ。」
そのほかにもイスラエルの右翼の人々は
「パレスチナにアラブの土地なんかない。
2000年も3000年も前からイスラエルの土地なんだ。」
という。
この辺がネタニヤフ首相やイスラエル高官の本音ではないか。
しかし、イスラエルの建国は、もともと英国の二枚舌、三枚舌からはじまったことだ。
数千年、国境のことなんかなにも考えずに平和に暮らしていたパレスチナの人々。
そこに1948年、イスラエルという国が建国されたから、お前らは出て行けという。
イスラエル建国宣言を受け、第一次中東戦争(1948年~1949年)が勃発します。 この戦争で70万人のパレスチナ人(パレスチナに住むアラブ系住民)が居住地を追われ、 ヨルダン川西岸地区やガザ地区、そしてヨルダン、シリア、レバノンなど近隣諸国に逃れました。 住民がいなくなった町や村は完全に破壊されるか、ユダヤ系住民が住むようになりました。 一方、難民となったパレスチナ人は、難民キャンプの粗末なテントや洞窟などで困窮を極めた生活を強いられます。これをナクバと呼ぶそうです。
国連総会は1948年12月に決議194号を可決し、「故郷に帰還を希望する難民は可能な限り速やかに帰還を許す、 そう望まない難民には損失に対する補償を行う」としました。 しかしイスラエル側は社会的・政治的不安定を招くとして、一貫してこれを否認してきました。
あとは一方的なイスラエルのペースです。
オスロ合意で、イスラエルとパレスチナは和解したはずです。
それでも、イスラエルは一方的にアラブ人の土地に国策として進出を続け、それに逆らう人々は射殺されました。
イスラエル人の住む地域はドンドン拡大しています。
下の図で緑の地域がパレスチナ人の住む地域です。
今や、消滅寸前です。
破壊され続けるガザ地区。
私はいま寺島実郎という人の書いた
「ダビデの星を見つめて」という本を読んでいます。
まだ読みかけですから、なんとも言えませんが
本書は、もと三井物産の社員であった寺島氏の体験的ユダヤ人論であります。
本書を読んで、彼のユダヤ人に対する評価は非常に高いのでビックリします。
なるほど、ユダヤ人の世界に対する影響力は凄いものだなぁと実感させてくれます。
ちなみにウクライナのゼレンスキー大統領もユダヤ人だそうです。