自民党と統一教会の関係で思うこと | 直芯のブログ

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徒然なるままに、心に移り行くよしなし事を・・・

連日マスコミは、まるで統一教会側が積極的に自民党に接近して来て、自民党員は知らない間に関係を持ってしまった被害者のような報道をしているが、これは真っ赤な嘘である。
一例として真光内部の状況を見て思うのは、安倍晋三を初めとして自民党員が積極的に会員になり、何人かを割り当てて派遣してるようにしか見えない状況である。
そして会員なのだから会員として演説もするし、そこで政治の話もするし、自分達に都合良く事実を摩り替えた話なんかすると、ちょっと頭の弱い真光会員は「あの人は素晴らしい人だから自民党に票を入れよう」などと考える。
自民党はそのような宣伝活動を全ての宗教団体に対してやっているのではないか、としか思えないのだ。
少しでも多くの票を掻き集めるため、自民党は宗教団体への宣伝活動に余念がない。
組織として各宗教団体に党員を割り当て、入信させて宣伝工作をしているとしか言いようがないのだ。
政治家で入信して来る者、もしくは自分は政治家ですという看板を前面に出している人は、自民党以外に知らない。
自民党以外の政党で、党員を送り込んでそのような宣伝活動をやっている政党を見たことがない。
さすがに自民党は宗教団体を取り込むことに対して余念がない、抜け目のない政党だなと何年も前から思っていた。
その経験から言えば、自民党が組織的に統一教会と関係してないとか、知らない間に関係を持ってしまったなどという話は、全く以って信じられない。
組織として全ての宗教団体に党員を送り込んでいるのは間違いないと思う。
では、それに対して真光側はどう対処しているかと言えば、私は教祖でも信者でもないので憶測でしか言えないが、敢えて外側から見た憶測で言わせて貰おう。
真光は大本教の流れを汲む団体である。
大本教が政府から敵対視され、どれほどメチャメチャにされたか、どれほどの攻撃を受け、徹底的に破壊されたかは想像に難くない。
その時の恐怖が、恐らく真光にはあると思われる。
だから時の権力がどうであれ、権力とは仲良くやって行こうという立場なのではないかと思う。
かと言ってあまりに酷いことをやる政府とは近づきたくないだろう。
そう思う理由は、自民党が戦争法案を可決した時のことだった。

教え主と言われる教祖はオーストリアに行った話をし、オーストリアは何十年もの間、永世中立国という立場を貫いているという話をしていたのを覚えている。
私にはその話が非常に遠回しに戦争反対を唱えているように思えた。
飽くまでこれは私の主観なのだが、難しい立場なので当たり障りのないように自分の意見を言ってるように思えたのだ。
まるで天皇陛下のような遠回しな言い方だ。
教祖の立場を見ると、政治や権力に対しては適当な距離感を保ちながら、来る者拒まず去る者追わずという態度で接しているように思える。
そのような態度の中で、やって来る政治家はみんな自民党の人間なのだ。
それ以外の政党を私は見たことがない。

自民党だけがそのような努力を積極的にしているのだ。
だから、自民党が組織的に統一教会とは関係してないという話は大嘘だと思う所以である。
大体、自民党が「調査の結果、組織的に関与してないことを確認している」なんて、こんな変な言い回しがあるだろうか?
例えばの話、泥棒をやった人が「私が泥棒をしてないことは、私の調査で確認しております」とか、人を殺した人が「私が殺人を犯してないことは、私の調査で確認しております」と言っているに等しい。

こんな言い訳が通る時、日本って本当に変な国だなと思う瞬間である。
公明党が創価学会の党であるように、自民党は統一教会の党である、とはっきり言ったらどうか?