混合ワクチン接種…ネコちゃん | はちクリブログ

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岐阜県岐阜市宇佐にあります、はちみつペットクリニックのブログになります。

こんにちは、はちみつペットクリニックです(。-∀-。)

あいにくの曇り空でしたね…

寒さが身にしみるようでした…

スタッフ亀のかめきち。

寒さの為か、午前中の動きが鈍くなってきました…





つぶらな瞳で何を思うのか…








さて混合ワクチン接種の続きを、

書いていきます(。-∀-。)




ネコちゃんですヽ(*゚∀゚*)

当院で扱っているネコちゃんのワクチンです。



予防できる伝染病について…

①猫ウィルス性鼻気管炎

 「猫風邪」と言われるように、

 くしゃみ・鼻水・軽度の発熱などの症状に加え、

 角膜炎や結膜炎など見られ、

 重症化すると死に至る事も。 

②猫カリシウィルス感染症

 こちらも風邪によく似たくしゃみ・鼻水・軽度の発熱などの症状で、

 多くのネコちゃんがこの病気にかかる事があります。

 口の中に潰瘍や水泡が出来るのが特徴で、

 まれに急性の結膜炎・鼻炎・一過性の発熱が見られる他に

 関節と筋肉の痛みから、うまく歩けなかったりすることもあります。

 子猫の時期は特に他の病気との合併症によって、

 これら症状が悪化し、死に至る事もあり、要注意です。 

③猫汎白血球減少症

 子猫では食欲や元気消失・発熱・嘔吐・下痢などの症状が見られ、

 死亡率の高い病気です。

 感染した動物の排泄物、主に便からウィルスが排出されます。

 人がウィルスを運ぶ事があるので、接触には十分注意が必要です。




まず、ここまでの病気が入っている3種のワクチンがあります。



続いて…



④猫白血病ウィルス感染症

 唾液中にウィルスが多く含まれ、

 猫同士の毛繕いや喧嘩など、

 多頭飼育の場合では、食器の共有でも感染します。

 また母猫から胎児への感染も起こります。

 症状は様々で、食欲不振や食欲廃絶、元気消失・体重減少などは

 共通してみられる症状で、

 肉腫や白血病を発症した場合は、

 発熱・リンパ節腫大・脾臓腫大・下痢・貧血などみられます。

 根治する治療法がない病気です。

⑤猫クラミジア感染症

 感染しているネコちゃんと接触する事でうつります。

 結膜炎が代表的な症状ですが、

 くしゃみ・鼻水・咳や肺炎を起こす事もあります。

 重篤な症状になると、死に至る事も…。




そして、①~③も含め④+⑤までの病気の入っている7種のワクチンがあります。

感染症の種類としては5つではありますが、

人のインフルエンザ、前回のワンちゃんのレプトスピラ感染症のように

カリシウィルスにはタイプがあり、

3タイプ入っているため、「7種」という表記になります。




最後に…

⑥猫免疫不全ウィルス感染症

 「猫エイズ」と言われるものです。

 ウィルスを持っているネコちゃんと喧嘩し、

 咬み傷から感染してしまいます。

 感染は外で生活しているネコちゃんに多くみられます。

 感染の初期には発熱・リンパ節の腫れが見られ、

 その後は長い無症状の期間が続きます。

 この無症状の時期を経て、

 エイズを発症すると、抵抗力の低下が招く様々な症状が現れます。

 口内炎・下痢・皮膚炎など。

 末期には貧血なども。

 徐々にやせ衰えて死に至ります。

 ワクチンもそうですが、ネコちゃんをお外に出さないことが一番ですし、

 お外から新しく迎える場合は、エイズ検査をオススメします。

 白血病同様、根治する治療法がない病気です。




この⑥だけが入ったワクチンとあります。

ただし、院内で行うエイズ検査で「陰性」となったネコちゃんが対象のワクチンになります。

また、初年度は数回連続しての接種になります。




ワンちゃん同様、なかなか病気を見ただけで、

『このワクチンを打とう!!』と決めるのは難しいかもしれません。

それぞれのライフスタイルに合わせたものを選んでいきたいです。

どれにすれば…と迷う事があるかと思いますので、

お気軽にご相談下さい(●'w'●)




多くの感染症が、

くしゃみ・鼻水・発熱と、一見軽い症状に見えますが、

そのまま放っておくと、取り返しのつかない状態まで

悪化するケースもあります。

根治する治療法のない病気もあります。

治療法がある病気でも、感染して辛いのはネコちゃんです。

ワクチン接種で、100%伝染病を予防出来る訳ではありませんが、

万が一にでも感染してしまった場合に、

症状の軽減が期待出来ます!

ネコちゃんのためにも、ワクチン接種を考えていただきたいと思っています。








ワクチン接種はいつでも可能ですが、

ネコちゃんの体調によっては出来ない事もあります。

また、まれにワクチン接種によりアレルギー症状が出る事もあります。

その後の対処が可能なように、

ワクチン接種はなるべく午前診療にお越し頂くことを

オススメします(。-∀-。)

ご不明な点などはいつでもご相談下さい!!!




次回はフェレットちゃんです!

ここまで長く書けないかもしれませんが…

当院で扱っているワクチン、最後の紹介です!!!








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