混合ワクチン接種…ワンちゃん | はちクリブログ

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岐阜県岐阜市宇佐にあります、はちみつペットクリニックのブログになります。

こんにちは、はちみつペットクリニックです(。-∀-。)

一気に秋になってしまった感じですね!

朝晩と冷え込んできました。

急な気温の変化で体調を崩しやすくなりますので、

飼い主さんもペットちゃんたちも

十分気をつけて下さいΣ(゚Д゚)







さて今回は混合ワクチン接種について、

ちょっと書いていきます(。-∀-。)




ワンちゃんからですヽ(*゚∀゚*)

当院で扱っているワンちゃんのワクチンです。



予防できる伝染病について…

①犬ジステンパー

 高熱、目ヤニ、鼻水が出るようになり、元気・食欲の低下を起こし、

 嘔吐や下痢をすることもあります。
 
 症状が悪化すると、神経系を冒すようになり、麻痺など後遺症の残るケースもあります。

 死亡率の高い病気です。

②犬パルボウィルス感染症

 激しい嘔吐や下痢を起こします。

 食欲低下を起こし、急激に衰弱します。

 重篤な症状になってくると、脱水症状が進行し、短期間で死に至ることも。

 伝染性が強く、死亡率の高い病気です。

③犬伝染性肝炎
 
 発熱・腹痛・嘔吐や下痢を起こし、目が白濁することもあります。

 生後1年未満の子犬に感染すると、

 何も症状を示す事なく、突然死してしまうことがあります。

④犬アデノウィルス2型感染症

 発熱・食欲不振・クシャミ・鼻水・乾いた咳などの症状がみられ、

 肺炎を起こす事もあります。

 他のウィルスと混合感染をすることで、重篤な症状になり、

 死亡率が高くなってしまう呼吸器の病気です。

⑤犬パラインフルエンザウィルス感染症

 カゼの症状がみられ、混合感染や二次感染を起こすと

 重症化し、死に至る場合もあります。

 伝染性がとても強い病気です。

⑥犬コロナウィルス感染症

 成犬の場合では軽度の胃腸炎で済んでしまうことがありますが、

 犬パルボウィルスとの混合感染では重症化することも。

 また、子犬の場合では、嘔吐と重度の下痢を引き起こします。



まず、ここまでの病気が入っている6種のワクチンがあります。



続いて…



⑦犬レプトスピラ感染症

 「レプトスピラ」という細菌による感染症です。

 レプトスピラに感染しているネズミなど野生動物の尿や、

 その尿に汚染された水や土壌を介して、皮膚や口から感染します。

 犬を含むほとんどの哺乳類に感染し、

 発熱・嘔吐・筋肉の弛緩・血便など様々な症状を引き起こします。

 重篤化した場合は死に至る事もあります。

 このレプトスピラにはいくつかのタイプがあります。

 (人のインフルエンザにもタイプがあるように)
 
 当院の扱うワクチンには、

 ・カニコーラ型

 ・イクテロヘモラジー型

 ・グリッポチフォーサ型

 ・ポモナ型

 の4タイプが入っています。

 また、レプトスピラ感染症は犬だけでなく人にも感染する病気です。

 注意が必要です!



そして、①~⑥も含め⑦までの病気の入っている10種のワクチンがあります。



なかなか病気を見ただけで、『このワクチンを打とう!!』と決めるのは難しいかもしれません。

それぞれのライフスタイルに合わせたものを選んでいきたいです。

どれにすれば…と迷う事があるかと思いますので、

お気軽にご相談下さい(●'w'●)




幼い頃は、お母さん犬からもらった免疫により、伝染病から守ってもらえますが、

お母さん犬からの免疫が弱まってくると、これらの伝染病に感染する危険性が

ぐっと高くなります。

また、成犬になってからも、幼い頃に接種したワクチンの効果が徐々に弱まってきて

危険にさらされます。

シニア期に入ると、免疫力も落ちて来てしまいます。

免疫の強化が必要になってくるでしょう。

ワクチン接種で、100%伝染病を予防出来る訳ではありませんが、

万が一にでも感染してしまった場合に、

症状の軽減が期待出来ます!

(これもまた、人のインフルエンザの予防接種と同じです)








ワクチン接種はいつでも可能ですが、

ワンちゃんの体調によっては出来ない事もあります。

また、まれにワクチン接種によりアレルギー症状が出る事もあります。

その後の対処が可能なように、

ワクチン接種はなるべく午前診療にお越し頂くことを

オススメします(。-∀-。)

ご不明な点などはいつでもご相談下さい!!!




次回はネコちゃん。

お待ち下さいね!!







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