市民リポート第242号 2018年3月20日号 第2面 | 岡山市議会議員 羽場頼三郎 市民レポート(ブログ版)

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20182月議会 羽場頼三郎 個人質問

路面電車の延伸とネットワーク化について

羽場質問 市長は将来に向けて延伸や環状化などネットワークの検討を開始することを明らかにされた。そこで、今後の検討の進め方だが、市民の声をいかに反映させるかが焦点である。この問題に関心を持つ市民団体も岡山にはある。専門家だけでなくそうした方々の意見もお聞きして、その発想も取り入れるようなことは考えているのか。この検討はいつごろまでにめどをつけるお考えか。

 

市長答弁 検討作業では、中心部の人の流れと交通手段の将来予測をした上でどのようにするかを検討する。18年度中に一定の考え方をまとめる。その後、市民の声を聴く機会をつくる。

 

36日付の山陽新聞に記事が載っています。

そのほか 市が引き受けることになった難病対策、操車場跡地の駐車場の屋上にソーラーパネルを取り付ける件、電柱の地下埋設の進行についてなどを質問しました。

 

 議決の重みが問われました

自民党から議長不信任決議案が出され紛糾

 

2月議会の最終日の16日に、自民党の中で多数を握る反議長派が自民党名で議長の対する不信任案を提出しました。昨年の議長選挙のしこりがまだ残っているらしく、前回の不信任案は共産党が出したものですが、今回は自民党が出しました。

 

議長の任期は法律上議員と同じ4年ですが、岡山市の議会では申し合わせで2年としています。同じ人が連続して務める場合も一度辞任して、再度選挙をするのが例となっていました。しかし、これが守られなかったことも以前にはあり、また不信任が議決されても辞任する必要はありません。辞職勧告決議も同様です。

 

今回は、8月の議会で「議長を信任する」という決議を自民党が出しておきながら、今度は逆の趣旨の決議案ですからどう考えるべきか訳がわかりません。

扱いを議会運営委員会で協議する長い休憩の後に別の決議案が出されました。それに対して、私が質疑をしました。質疑とは、案件の趣旨を聞くものです。

 

質したのは4点。1提案理由が「8月議会で議長信任決議が可決された後の状況に鑑み」とあるが、何を鑑みたのか。2具体的な不信任理由は何か。3決議の連発は議会の議決の重みを自ら下げることになりはしないか。これまでの議論を聞いても自民党会派内の争いにしか見えないが、それでいいのか。

 

いずれにも明快な答弁は示されず、特に最後の点については「そう取られても仕方ない」という趣旨を言われたので、これは議会で論ずるべきものではないと判断し、議場から退席しました。市民ネット3、公明党7、おかやま創政会6、自民党の中からも6人が同調して、議場には自民党17人と共産党5人と議長席の副議長のみが残り、22人が賛成し、可決しました。

 

私は、議決の重みを配慮しない議会になってしまったという思いで、まったく残念な結果でした。