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読了 2019.09.16

 

新人脚本家の甲斐千尋は、新進気鋭の映画監督長谷部香から、新作の相談を受けた。

『笹塚町一家殺害事件』引きこもりの男性が高校生の妹を自宅で刺殺後、放火して両親も死に至らしめた。

15年前に起きた、判決も確定しているこの事件を手がけたいという。

笹塚町は千尋の生まれ故郷だった。

この事件を、香は何故撮りたいのか。

千尋はどう向き合うのか。

”真実”とは、”救い”とは、そして”表現する”ということは。

絶望の深淵を見た人々の祈りと再生の物語。

 

 

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おはようございます〜〜〜おーっ!ビックリマーク

帰省中の地元は、今日からだいぶ気温が下がって涼しくなってきました。

ん〜〜過ごしやすい音譜

 

皆さんのお住まいは、いかがですか?キラキラ

 

 

今回は、大好きな湊かなえ先生ドキドキ

私にしては、珍しくハードカバーです。

自分ルールがあって、ハードカバーは高いので(笑)1年に一回しか買えない、ってことにしてるんです。

本当に「これしかない!」ってのを買わないと、後々後悔するから、いつも慎重笑い泣きひらめき電球

結局は、迷いすぎて出遅れちゃうこともあるんですが、買うか買わないか迷ってる時間が、また幸せだったりするんですラブラブ

 

『あの本欲しいな〜・・・・・・でも、これも気になってるんだよな〜」

って時間、最高じゃないですか??恋の矢

 

 

そろそろ本題に・・・・・・。

 

読んだ感じ、いつものイヤミスな湊先生は何処へやら・・・・・・DASH!

終わりに向かうにつれて、寂しくて暖かい気持ちになるモノガタリでした。

 

一家殺人事件の背景を二人の女性が追う形で、モノガタリは進んでいくんですが、私はてっきり始まり方からして主人公は『香』だと思い込んでいました。

でも読み進めていくうちに、「あれ?これは違うぞ?」となり、湊先生の世界にハマっていく・・・・・・ニヤクラッカー

 

 

最終的に、真尋が描く『一家殺人事件』の主人公が沙羅でもなく力輝斗でもなく、姉の千穂だったように、この落日の主人公は、香ではなく、真尋でした。

私の中で、ねにやりひらめき電球

 

まあ、中盤からそんな結末になっていくんだろうな〜と、予測はついていたんですが(その予測が当たるのは、珍しい。笑)、最後の香が救われる場面までは、想像すらしてなかったです。

まだまだ考察力が浅いな〜〜〜汗

 

 

一方で、『沙羅』って子の背景がもうちょっと欲しかった、ってのが少しあります。

殺人事件の裏に何が隠されているのか、って題材だったんですが、その元凶である沙羅もどこかおかしかった。

そこの描写が、両親のせい・顔のせいだけではなく、もう少しだけ詳しく書いて欲しかった・・・・・・ゲホゲホあせる

そこに言及していくもんだと思ってたので、途中で、書かれてないのか〜・・・・・・とガッカリしてしまった。

 

もう後は、大畠先生・・・・・・ドキドキって感じでした(笑)

(どうでもいい。笑)

 

 

いつものスピーディーな感じじゃないので、全体的に見ると、ゆっくり進んでいって間延びしちゃったり(私はスピーディな方が、好きなので)、大体の終わり方が予想ついちゃうから、やっぱりねってなっちゃうんですが・・・・・・。

分かっている結末でも、それを湊先生の言葉で描かれることによって、素晴らしい彩りをつけて読み取ることができますビックリマーク

 

最後ちょっと鳥肌たっちゃいました笑い泣き笑い泣き!!

 

 

普段なら知ることがない、事件の裏側。

このモノガタリでも正解は明かされていませんが、事件の裏には様々な人の思いが交差していることを改めて実感。

途中精神鑑定についても書かれていますが、そのことについても被害者側か、加害者側か、その他大勢側かで、全く是非が違ってくるでしょう。

 

 

読み応えがあり、満足です。

 

 

あ〜〜〜。湊先生のブロードキャスト読みたいえーんえーんえーん

ハードしか見てないから、早く単行本になってくんないかな・・・・・・あせる

読んだ方、いらっしゃるかしら??