クアラルンプール TBS高速バスターミナル(TBS-BTS) | 世界バス轉運站

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RapidKLバス 690番 プドゥ・セントラル→TBS高速バスターミナルの続きです。

 

 

クアラルンプールの郊外、バンダル・タシッ・スラタン(Bandar Tasik Selatan)にあるTBS高速バスターミナルです。

正式名称は「Terminal Bersepadu Selatan」となっており、マレーシアの人々の間ではTBS、TBS-BTS、TBSバスターミナル、TBSバスステーションなどの愛称で親しまれています。

(当ブログでもわかりやすく、TBS高速バスターミナルの名称で呼びます)

TBS高速バスターミナルはマレーシアの各地へ向かう高速バスが一堂に会す大規模なバスターミナルで、その規模はマレーシア最大と言えます。鉄道や路線バスでのアクセスも便利な場所にあり、郊外と言えども中心部からのアクセスの利便性も悪くありません。

こちらから出発する高速バスを利用すれば、クアラルンプールからマレーシアの各地へ楽々、快適に移動することができます。

 

 

鉄道駅や市内路線バス乗り場からは歩道橋を利用してターミナルへと入ります。

中に入ると、まず構内の規模の大きさに驚かされます。日本にあるバスタ新宿などとは比べ物にならない規模の大きさです。

 

建物は6階建てとなっており、歩道橋を使って入った所にあるエントランスホールは3階となっています。

上層階にはレストランや駐車場、下層階には高速バス乗り場があります。

 

 

エントランスを入って比較的すぐの所には空港にあるのと同レベルのサイズの発車案内LEDが設けられています。このLEDには2面合わせて42便分の発車案内が表示されています。

 

 

一部の行き先については隣の液晶モニターに当日運行される全ての便が案内されています。

中には国境を越えてシンガポールへと運行されている便も表示されていました。

 

こちらの発車案内によると、主にTBS高速バスターミナルから運行されているバスの行き先は…

・セレンバン(スレンバン)

・クラン

・マラッカ・セントラル

・グマス

・ジョホールバル・ラーキン

・バターワース

・ペナン

・カムンティン

・シンパン
・ムアール

・イポー・アマンジャヤ

・タイピン

・アロースター

・カジャン

・スンガイ・ペタニ

・クアンタン

・スガマト

・シンガポール・ビーチロード(国際バス)

・タイ・ハジャイ(国際バス)

・KLIA・KLIA2(空港バス)

…などがあります。このほかにも紹介しきれないほど多数の行き先のバスがありますので、詳しくはTBS高速バスターミナルの公式ホームページもチェックしてください。

 

 

切符売場は複数の箇所に分散しています。システム自体はTBS高速バスターミナルで一括管理されており、どの窓口でも各社の乗車券が購入できるようになっていますが、短距離と長距離では窓口が異なるようです。わからない場合は入口近くにあるインフォメーションへ尋ねると、丁寧に窓口へ案内してくれますので遠慮なく聞いてみるとよいと思います。

 

その他、何か所かにタッチパネル式のインフォメーションボードも設置されており、こちらでも必要な情報を調べることができます。

 

 

インフォメーションボードではTBS高速バスターミナルへと乗り入れている高速バス全社の紹介があります。数十社のバスが乗り入れており、ここではとても紹介しきれないほどです。

 

ホーム階はエントランス階のひとつ下にあります。

ホーム階へ降りる際には改札口を通り、改札係員へ切符を提示する必要があります。

(一部の改札は切符のバーコードを自動改札にかざすと通過可能です)

この改札ですが、エントランス階の各所に分散していて、かなり奥の方にもあります。改札を間違えると乗車するホームへ行くことができない場合がありますので、切符に書かれているホーム番号をよく確認してから改札を通過するようにしてください。

 

 

ホーム階はバスを待つための椅子が多く並んでいます。

乗車ホームと待合スペースはホームドアで遮られ、排気ガスが入ってくることはありません。

ホーム階には小さな売店やトイレなどがあります。

 

降車ホームについては乗車ホームとは別の場所に設けられています。

なお、一部の便については乗車ホームにて降車扱いをすることがあります。

 

 

ホーム階とは逆にエントランスから上の階へ上がるとフードコートがあり、マレーシアでおなじみのナシゴレン、ナシレマといった料理やケンタッキーなどのファーストフードなども楽しむことができます。

奥の方には旅行会社や両替を取り扱う店舗もあるように見えました。

なお、コンビニはエントランス階の奥の方にあります。

 

 

エントランス階などには各高速バス事業者などの広告があります。

マレーシアでは高速バス路線の共同運行は一般的ではなく、各社が単独運行運行を行い競合状態となっています。

運賃については一定の水準を保ち、車両や付帯サービスなどで競争を繰り広げています。

このほか、ジョホールバルからシンガポールへ運行する国境路線バスの広告もありました。

 

 

建物の外へ出てきました。高速道路からバスターミナルへはアプローチ道路で結ばれており、信号機等にかかることなくバスターミナルまでスムーズにアクセスできるようになっています。

アプローチ道路は北側と南側の二ヶ所設けられています。

 

 

鉄道でのTBS高速バスターミナルへのアクセスについてですが、バスターミナルへとつながる歩道橋がバンダル・タシッ・スラタン駅(Bandar Tasik Selatan Station)と直結しています。

マレー鉄道のKTMコミューター(マレーシア国鉄の各駅停車)、KLIAトランジット(空港鉄道の各駅停車)、LRTアンパン線の3つの鉄道が乗り入れています。

このうち、KLセントラル駅へ向かう場合はKLIAトランジットが最も早く、KTMコミューターを利用してもKLセントラル駅へ向かうことができます。

どちらも本数は20~30分おき程度と多くはありませんので、すぐにある方を利用するのがよいと思います。

 

 

また、前の項でも紹介しましたが、プドゥラヤ・バスターミナル(プドゥ・セントラル)へはRapidKLバスの690番が運行されています。こちらのバスは高速道路経由でノンストップで運行されていますので、速達性が非常に高いです。チャイナタウン方面へはこちらのバスが大変便利です。本数は20分おきで、TBS高速バスターミナル横の路線バス乗り場から出発していますが、歩道橋を使って乗り場への移動が必要です。

 

また、エントランス階の奥には自家用車の送迎場も設けられています。

 

 

KLIAトランジットの駅の横を抜けると、バスの待機場があります。

こちらは小さな公園になっており、バスを眺めながら休憩することもできるようになっています。

 

バスの給油場もあり、こちらは昭和シェル石油が運営していました。

 

 

それではTBS高速バスターミナルから出ている主要な事業者や路線を簡単に紹介します。

マレーシア最大手と言える高速バス事業者がこちらのトランスナショナル社です。白色の明るい車体で社名も車体に記載されていますので、すぐに見分けがつくと思います。

マレーシアのほとんどの主要な都市へ運行し、安全面、定時性は同社の評価が高く、外国人観光客にもよく利用されているようです。

車内はほとんどのバスが3列シートのように感じられましたが、トイレの設備はないようです。

 

 

こちらも外国人観光客などによく利用されるKKKL社。こちらもマレーシアの主要な都市へと高速バスを運行しています。

こちらのバスも3列シート車両が多く、快適性の高さはトランスナショナル社とよい勝負です。

 

ティティワンサ駅前バスターミナル(プクリリン バスターミナル)の項でも登場したメトロバス社です。

同社はTBSからはマラッカ行きなどの路線を運行しているようです。

 

 

こちらはKBES社(Konsortium Bas)。同社のバスの多くはトイレ付車両となっているようで、長時間乗車でも安心です。

車内設備も3列シートで、更にWiFiも装備されているようです。

カムンティン行きなどの路線で見かけました。

 

 

その他、一部の事業者では二階建てバスを使用しての運行を行っています。

事業者や行き先によって充当されるかは運次第ですが、FIVE STAR社やCOSMIC EXPRESS社などは二階建てバスで運行されている路線を多く見かけました。

日本ではあまり多く楽しむことのできない、昼行の二階建てバスの旅を楽しむのもよさそうです。

 

 

TBS高速バスターミナルからはクアラルンプール国際空港(KLIA、KLIA2)行きの空港バスも運行されています。JETBUS社による運行で、朝3時から夜23時までおおむね30分おきに出ているようです。