1回目の人工授精に向けて僕の精液検査を行うことになった。
以前も行ったことはあったが、精子の状態は毎回違うので何度も実施するとのこと。

結果は、運動率・濃度など正常範囲。

安堵した気持ちが大きかった。
ただ、僕に原因がないとも言い切れない。

いっそのこと、僕の方に原因があり、あなたのせいで奥さんは妊娠できないんだよと医師から告げられた方が楽なのかもしれない。妻からも。なんてこの時は思っていた。

ただ、そんな気持ちは今はもうない。
僕がそんな気持ちで良い筈がないので。
僕がしっかりしないといけない!

そしていよいよ人工授精当日を迎えた。

その日は初めての人工授精とのことで妻も心細かったと思う。
ただその日は仕事が休めずに妻1人で病院に向かわせてしまった。

僕はというと朝に精液を採取した。
専用の滅菌カップに採取するのだが、普段とはやはり大きく違う為に思うようにいかなかった。なかなか難しいのです。

病院は9時からの為、出勤時間のギリギリに採取。そして妻に託して僕は会社へと向かった。

→続く