私は1万人以上の子どもたちを見てきました。
20代からシュタイナー、モンテッソーリ、七田式、久保田式、グレンドーマン、音感、算数、積み木、など教育熱心な幼稚園に勤めていたので、たくさんの子どもの研究をしてきました。
勿論、すべて効果があります。目に見える効果はとても面白く、子どもを天才児に育てよう!というのが20代の時の私の口癖でした。
たまたま、ずっと同じ地域に住んでいたため、成長した子供たちを見ることができました。
そこで、とても大切なことを発見しました。
ある女の子は0歳から自由にベビースイミングをしました。押し付けられるのではなく楽しく自分の好きなことを見つける方式です。2歳では朝昼と1日2回週3回位プールで潜って遊んでいました。「人魚姫アリエル」がニックネームになったほど。
本当に楽しそうでした。
私はこの楽しいことを繰り返し繰り返しすることが脳を育てるのだと確信しています。
しかも全身の筋肉を使い、自分の身体をコントロールし息を止めることができる。これを楽しんでできるのですから脳が発達しないわけがありません。
その子は今20歳過ぎました。自分のしたいことを自分で決めて生きていける自立した子に育ちました。シンクロナイズドスイミングの国体選手にもなり努力を重ねて。
そして今は人のために役に立ちたいと理学療法士を目指しています。
お母さんも途中で枠にはめようとしたこともあったそうですが、彼女は自分のしたいことを貫き、思いやりや忍耐力も育ち、自分の人生を生きれる子どもに育っています。両親にもとても感謝していると話してくれました。
自分の人生を生きる力と優しい心が育ちました。
そしてベビースイミングをさせてもらったことで影響を受けていると言ってくれました。
20年近くたって話ができた私は目頭が熱くなりました。