7月22日から始まったGOTOtravelキャンペーン。

 

緊急事態宣言のときには、

夢の話だと思っていた人も多かったはず。

でも、始まってみると、やはり人は動いている。

 

地方の温泉旅館は、今、活況を呈している。

ネット売上だけを見ると、

対前年比を越している旅館も多い。

 

ただ、大きな特徴としては、

予約が超直近化していることだ。

どの旅館も、オンハンド対策を従来やってきたが、

今、予約の動向は好調に推移しているが、

オンハンド比率は、約半数に落ちているのが目立つようになった。

 

でも、超人気の旅館の場合は、オンハンド比率が昨年よりも好調のところもある。

比較的、高級旅館にその傾向が強いのは、データーを見ていてもわかる。

 

対して、都市型ホテル(特にビジネスホテル)は逆風が吹いている。

今までは、東京、大阪、名古屋、福岡などの大都市では、

ホテルラッシュの中でも、稼働率も高く、安定していて、

かつ、ADRも高かった。

 

だが、今は、稼働率も最低、ADRも最低。

とても目を当てられない状況に置かれている。

私も大都市に関しては、比較的戻りは早いだろうと予測していたが、

(期待感もあったが)見事にその予測は外れてしまった。

 

アパホテルが2000円台、3000円台で全面広告で販売しているせいもあり、

他のホテルも、そのレートで勝負、またそれよりもレートを落として販売しているところもある。

GOTOtravelキャンペーンの最大35%割引の特典がついているのに、そのレート。

 

利用者もGOTOtravelキャンペーンの恩恵をほとんど受けないと言ってもいいが、

レッドオーシャン禍したマーケットでは、

独自の販売手法をとるのは、恐怖感があるのは理解できる。

 

私の東京の顧客に、販売価格を下げない(レートで勝負しない)施設がある。

延期になったが、今年の東京オリンピック時も、ほとんどレートを上げずに、

販売をしていたホテルだ。

一番は、顧客のことを最優先に考えているからだ。

他のホテルは、3倍、4倍、5倍のレートで販売していたので、延期決定後は、

予約者に対しての対応が大変だったみたいだが、

このホテルだけは違っていた。

 

このコロナ禍の中でも、従来の根強い顧客に支えられて、

(東京の)状況が回復するのを待っている。

こういうホテルは、正直強い。

 

本当のリピーターを作っていくこと。

地道なことかもしれないが、それがこれからの一番の強みになる。

それは「当たり前だ」というかもしれないが、

「当たり前だと知っている」のと、

「当たり前のことを実行している」のとは、

180度違うことを理解しなければならない。