6月を迎えて早々ですが、まるで梅雨末期を思わせるような大雨に見舞われていますね。
こちら富山では大雨警報は発令されているものの、今のところは特段大きな被害は出ていないようなのですが、全国的には河川の氾濫や人的被害も各地で発生しているとの事…近年の自然災害、確実に激甚化してきているように感じます。
雨の季節もむしろこれからが本番ですし、やはり備えを怠ってはいけないのでしょうね。
大雨の峠は越えつつあり、明日にはお天気も持ち直すようですが、これ以上の被害拡大がなく済んでくれる事を願いたいものです。
今のところはまだ梅雨入りしていない東日本ですが、おそらく来週半ばには宣言が出されそうなお天気まわりになっている様子…毎年の事ながら、太陽がギラギラ輝く真夏が到来するまでは北アルプスの峰々にもなかなかお目にかかれなくなってしまいます。
雨は豊かな自然の恵み,大切な水の循環であるとはいえ、降り続くと気持ち的にはどうしても沈みがちになってしまいますよね。
そんな気分をスカッと晴れさせるように(笑)、晩春から初夏にかけての富山,信州の北アルプス山麓の風景をこれから何度かにわたってご紹介させていただきたいと思います!!
今回は5月3日、ゴールデンウィーク後半に出かけてきました信州の後立山連峰山麓の街・大町市の中山高原からの山岳景観になります。
大町市から少し山あいに入った所にある中山高原は、鹿島槍ケ岳をはじめとする北アルプス後立山の峰々の眺望が美しい絶景ポイント!!後立山の名峰たちの四季折々の美しい表情を楽しむ事が出来るんですよ~。
この日も芽吹き間もない新緑眩しい落葉松の向こうにそびえ立つ、白い残雪を輝かせた鹿島槍ヶ岳の姿がとっても爽やかで印象的だったなぁ。
猫の耳のような双耳峰の山容が美しい鹿島槍ヶ岳…富山県側からものぞむ事は出来るのですが、やっぱりすぐ間近の大町市から眺めたほうがよりその魅力を感じられる気がします。
季節の歩みが早い今年、標高約900メートルに位置する中山高原ももうすっかりみずみずしい緑につつまれていましたよ~。
冷涼な地域や高原にしか自生していない落葉松や白樺の新緑の眩しさやきらめきはやっぱり素敵ですね♪
スキー場の跡地でもある中山高原、昨年まではゴールデンウィークの時季にはゲレンデの跡を利用した菜の花畑と後立山の峰々との共演を楽しむ事が出来たのですが、残念ながら今年は黄色いお花畑は全くなし…近年は野生の鹿による食害が酷かったといいますし、もしかしたらそれが原因で植え付けを断念されたのでしょうか。
そのかわり、高原のシンボルツリーの遅咲きの大山桜がちょうど満開を迎えており、残雪輝く峰々と眩しい新緑の描き出す風景にさらにもう一色、淡いピンク色の彩りを添えてくれていましたよ~。
ゴールデンウィークですからね、キャンプをされている方も大勢いらっしゃいました。
続きはまた後日、ご紹介させていただきますね。
後半は前回にひき続き、5月21日に出かけてきました富山市の民俗民芸村の新緑の風景をどうぞ。
民俗民芸村の一角には長慶寺という小さなお寺がありまして、こちらの境内や参道にもモミジやカエデの木が多く、初夏には涼しげな夏紅葉の彩りを愛でる事が出来ます。
よく晴れた日には剱・立山の峰々の眺望も素晴らしい静かな参道…晩秋には真っ赤,真っ黄色の紅葉(黄葉)のトンネルになります。