2月半ばの後立山連峰山麓の風景[2]/富山市・内山邸の梅園の梅、いちばん華やかな時を迎えています | H・てつののんびりブログ♪

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黒部市内の公立小学校に勤務しています。地元の富山やお隣信州の北アルプスの風景,春夏秋冬の季節の話題,日常の出来事などを中心に綴っています。

前回のブログの続きになります。

 

白馬村屈指の絶景ポイントである大出公園を後にし、次は八方尾根スキー場からもほど近いビューポイントである白馬大橋へと向かいました。

 

白馬大橋の上からは遮るもののないロケーションで白馬三山の優美で美しい山容を一望出来るという事で、最近にわかに人気が出てきたスポットなんですよ~。

真っ青な冬の空に映える白銀の峰々…向かって左から白馬鑓ヶ岳,杓子岳,白馬岳へと連なる峰々の美しさは言うまでもなく、河原をおおう白い雪もとっても清らか!!この山岳景観に見とれている間は、そばを通る車の走行音も気にならなくなります(笑)。

 

この日からおよそ1か月…今頃は清流の流れる音も少し大きくなっているでしょうか。

続きはまた後日、ご紹介させていただきますね。

 

 

さてさて、3月も間もなく半ばを迎えようかという頃にさしかかってまいりましたが、こちら富山はまさに早春と呼ぶに相応しい気候の日が続いており、晴れた日は陽射しも風もポカポカ♪もう冬物の上着は必要なく、ポロシャツ一枚でもお出かけ出来るくらいですよ~。

 

何日かごとに降る雨も、膨らみつつあるつぼみや芽の生長を促す『催花雨(さいかう)』と呼ばれるやさしい“生命の雫”…ソメイヨシノのつぼみも先っぽが大きくふくらみつつありますし、雪柳の枝もほんのり淡い緑色に色付いてきています。

この先も一時的な寒さの戻りはあってもあたたかい日が多いとの事ですし、桜の開花宣言も例年よりも1週間以上早まりそうな感じ…春の足音も一気に駆け足ペースになってきそうです。

 

富山県内No.1の梅の名所である富山市の豪農の館・内山邸の梅園の梅も、いちばんの見頃の時を迎えつつありますよ~!!

昨日3月11日に訪れてみると、中咲きの紅梅や白梅がほぼ満開に近い咲き具合でして、梅園内はとっても華やかな早春の彩りにつつまれていました。

 

紅梅は淡い紅色の花びらのものと濃い紅色の花びらのものとが咲きそろってきており、より深みのある鮮やかさに♪少し霞みがかったやわらかな青空のもと、華やかに咲き誇っていましたよ~!!

 

これだけ花数が増えてきますと梅園全体がいい匂いにつつまれますので、視覚だけではなく嗅覚でも早春らしさを楽しむ事が出来ます。

 

土曜日なのに加えてこんなにいいお天気だったのですが、思いのほかお客さんの人数は少なかったなぁ…。

でもそのぶん、のんびり観梅を楽しむ事が出来ました。

 

あたたかくて雪が少なかった今冬…本来の役割を果たす機会は少なかった雪吊りですが、ピンと張られた縄がなかなかいい造形美を魅せてくれるものです。

 

紅梅だけでなく、白梅の花数もぐっと増えていました。

ハナモモなどもそうだと思うのですが、梅もこうして紅白咲きそろっているほうが華やかさ,早春らしさがぐっとUpする気がするなぁ。

 

内山邸の梅園には早咲きから遅咲きまで様々な品種の紅梅,白梅が約60本植えられているのですが、その中で枝垂れ梅はこの1本のみです。

実はこの枝垂れ梅、ある意味内山邸の梅園の“標準木”的な存在の梅の木でして、これが開花し始める頃が梅園全体の梅の花数がもっとも多くて、いちばんの花盛りと言える時季なんですよ~。

かれこれ15年くらい通い続けている内山邸の梅園、長年の経験から分かったオリジナルの花暦です(笑)。

 

花びらの色はごくごく淡いピンク色…まるで桜の花びらのような色合いがとってもやさしくて美しい枝垂れ梅です。

 

 

こちらの紅梅『紅千鳥』という品種なのだそうですが、内山邸の梅園に植えられている紅梅の中でもひときわ濃い紅色をしています。

 

 

この日は春霞がかかっていて条件がよくなかったのですが、空が澄んでいる日にはこの紅梅の向こうに剱・立山の峰々の姿をのぞむ事が出来るんですよ~。

白い雪が輝く峰々と鮮やかな紅色の紅梅の共演、こちら内山邸自慢の早春の風景のひとつです♪

今度またチャレンジしてみようと思います。

 

こちらの紅梅は『紅千鳥』よりも花びらの紅色がちょっと薄いのですが、大きさはひと回り大きめですのでとっても見栄えがします。

 

 

白壁の蔵をバックにしてみても美しく映えますね。

 

白梅も清らかで凛とした美しさを魅せてくれていました。

 

母屋と土蔵の間に植えられている紅梅も、いちばんの盛りの時季を迎えている感じでしたよ~。