前回のブログの続きになります。
カガミ谷乗越から先の登山道は立山川側から称名渓谷側に緩く巻く形になりますので、山頂へと続く稜線に出るまでの間、剱岳とはしばしお別れとなります。
でも、登りきった先では…雲ひとつない秋晴れの青空のもと、標高2,999Mの剱岳が息をのむような荒々しくも美しい姿で待っていてくれましたよ~!!
ここまでたどり着けば、奥大日岳の山頂はもう目の前♪登山道もほぼ平坦でアップダウンもありませんので、剱岳を仰ぎ見ながらのんびりと山歩きを楽しむ事が出来ます(もちろん、油断し過ぎはNGですが)。
足元のチングルマは真紅に色付き、ミネカエデは真っ黄色の秋の彩り…その向こうにのぞむ鋭い三角形をした剱岳、向かって右側が別山尾根,向かって左側が早月尾根へと続く岩稜になります。
標高2,600Mあたりまで登ってきますと、それまで姿を見る事が出来なかった北アルプス南部の峰々…薬師岳の向こうに槍ヶ岳や穂高連峰の山容をのぞめるようになってきます。
時刻は11時を少し過ぎたところ…夏でしたらとっくに雲がかかって遠くの峰々が見えなくなっている頃なのですが、日中の気温が下がってくる秋は条件さえよければチャンスあり!!ですよ~。
背丈は高くなくとも、黄葉の鮮やかさは麓のモミジやカエデにも全くひけをとらないミネカエデ。
やさしく眩しい秋の陽射しのもと、光り輝くような黄色が青空に美しく映えていました。
続きはまた後日、ご紹介させていただきますね。
それでは今回も、今年の夏に登りに行った時の山岳景観でしめたいと思います♪
室堂平から奥大日岳山頂に向かうルートは剱岳や立山主峰の眺望の素晴らしさに加えて高山植物の宝庫でもあり、7,8月にかけて、至る所に可憐で美しいお花畑が広がります。
新室堂乗越から室堂乗越にかけていちばん多くみられる高山植物はといいますと、何と言ってもチングルマです。
この時も向こうに仰ぎ見る夏姿の剱岳に華を添えるかの如く、峰々に残る雪のように白いお花をたくさん咲かせていましたよ~!!
たとえ長時間歩いて疲れているような時でも、こんな絶景に出会えると自然と心身が癒されるもの…高山植物はまさに夏山を行く登山者の心のオアシスのような存在です♪
真っ白なお花にみずみずしい緑色の葉っぱ。
紅葉するという事は、チングルマはこう見えても一年草ではなく、実は立派な樹木なのです。
わずか2か月後に、この緑色の葉っぱが燃えるような赤色へと劇的な変化を遂げる事になるのですよね~。
学校では明日,明後日と中間テストが行われます。
子ども達にとってはあまり嬉しく&楽しくはない“学校行事”かもしれませんが…3年生はこれから大切な時期を迎えますし、みんなしっかり頑張ってもらいたいものです。