竹葉亭 | 今宵の勝負レストラン

今宵の勝負レストラン

東京限定!ちょっとエッチな大人のレストランを紹介します。


竹葉亭
ジャンル:和食
予算@ 椅子席¥2,000円~ 個室¥1,5000円~
今日紹介したいのは、100年以上注ぎ足して作っている秘伝のタレを持つ鰻料理の老舗だ。仕事の合間の短時間に上質な勝負がしたい時などはここだ。そう、ランチ時がこのお店の最も効果的な使い方なのだ。次々と新しいビルが立ち並ぶ銀座のはずれの一角にある古い日本式家屋。慌しいランチタイムにあって、その喧騒とは無縁の空間が勝負の勘を研ぎ澄ましてくれる。鰻が専門なだけあって確かに美味いのだが、鰻だけでいうのならば、同等レベルの鰻を出すお店は他にも少なからずあるのではないかというのが正直なとこ。そこそこ美味しいものを食べ慣れている女性との勝負であれば、鰻をあえてはずすことをお薦めしたい。『鰻屋に来て鰻をあえて食べない』のは、小生が尊敬してやまない武骨の勝負師「勝新太郎氏」が『寿司屋に来て寿司を食べなかった』ところに影響を受けていることを告白する。では何を頼むかというと、それは「鯛茶漬け」だ。アツアツのご飯に鯛の切り身をのせ、秘伝の胡麻だれとお茶をかける、このお店の隠れ人気メニューだ。これは知っている人は知っているだろうが、なかなかの絶品。当然の様に鰻を注文する相手に、「あれっ、いつものオトコとは違うぞ。ちょっと違うぞ」と思わせたら勝ちだ。その積み重ねがどたんばで効いてくる。スラムダンクの安西先生が、山王戦を前に選手達にかけた言葉だ。さあ、まずは奇襲攻撃だ。(鱈)