今回の現場日記

コンクリート打設を『洗い出し工法』で仕上げました


コンクリート打設箇所に車が乗り入れるのでメッシュ筋を入れて補強しています




見た目はコンクリート仕上げに見えますが、洗い出し用の自然石を多めに入れて金ゴテ仕上げをしてあります。


コンクリートの表面を洗い落とす事によって混ぜ込んである石が表面に出るので、洗うまで石の状態が分からないので毎回ドキドキです




以前はコンクリートが硬化しないうちに表面を洗い出し、砂利を表面に浮き出させていましたが、

今では洗い出し工法の難しさを解消するためにセメントの表面に薬剤を塗る事によって硬化を遅延し、ビニールシートを張って硬化のタイミングをみて洗い出す方が増えてきています




表面の硬化のスピードは季節や天候、気温、湿度によって毎回変わります

そのため、硬くなりすぎた場合には、ワイヤブラシで洗う事も有ります。

今回は、面積も広かったのでデッキブラシで洗いました。




完成!


写真では分かり難いですが、表面の自然石がぎっしり詰まっていて、とてもきれいな仕上がりになりました。



洗い出しの耳より情報

洗い出しはお寺や日本庭園などで良く使われているので和風のイメージが有りますが、近年ではアプローチに使用したり、外構のアクセントに使用したりと洋風のイメージが強くなってきています。


洗い出しの石は天然石の為雨に濡れたりしますと綺麗に輝き普段と違ったイメージになりますよ。


洗い出しに使用する石の量は多めの方が仕上がりも綺麗です

また、石の色合いによっても和風になったり、洋風になったりと用途によって使い分けるのも良いかもしれませんね


今回の担当

齊藤でした