ごきげんよう。

人の「個」を活かし
「場」を豊かにすることに挑戦している
個と場(COtoBA)のデザイナー
田口慶子です。


昨日に続いての手話講座の話。




この講座の何が楽しいかって
私にとっては講師の菊地さんに尽きていると自覚しつつあるのですが
『毎週楽しみな講座の秘密①』

他の楽しい理由を考えてみると
知らなさ過ぎて笑っちゃうほどだから、かも。


人とやりとりすることが楽しみな私にとって
手話の習得は、コミュニケーション手段を一つ増やすこと。
そんな思いで、この講座のドアを叩いたのに
なんと本当に驚くばかりの知らない世界。
でも知らないことを知るのが楽しい♪



さて、講習の最初でえーーーーっ?と思わず声が漏れたのは
テキスト冒頭の「聴覚障がいの方について誤解されやすいこと


・聞こえない人は、みな手話で話す
・手話は世界共通語
・ゆっくり大きくはっきりと喋れば通じる
・筆談すればやりとりできる
・手話はゼスチャーである
・耳栓をすれば聞こえない人の気持ちがわかる

これ、ほとんど違っていて
一番のビックリは、ろう者の方が
みな手話を使っているのではないということ。

なんと聴覚障がいの方の
4割近くしか手話を使っていない


そして驚くその理由。

手話が言語として認められていなかったから


かつては「手まね」と言われ
「日本語を習得するのを妨げる」とされて
ろう学校での手話の学習もなければ
手話による授業もなければ
生徒同士の手話も禁止されてきたという背景。

口の形を読み取ったり
発語訓練で音声言語を獲得したりする
口話法が採用されていたが習得が難しく
教師とろう児との自由な意思疎通を妨げていたという。


なんてことでしょう!
手話を学べば、聴覚障がいの方とも
少しはコミュニケーションが取れるものだと期待していたのに。


ってことは
手話じゃなくてもいいんだ
コミュニケーションをとるには。


と言うことで、一瞬にして手話への興味が薄れたのですが
とにかく講師の菊地さんの講習が楽しくて
「楽しくなかったら通うのやめちゃおう」と
気軽に申し込んだものの
こうやって毎度楽しみに通うように。


しかし講習中は講習自体に集中するため
(手話をちゃんと見ていることを要求)
メモを取っちゃダメなので
復習しないと翌週にはすっかり忘れてしまっている。


ということで、とりあえず簡単な本を買いました。



講習内容とは違うけれど
多少の復習はできています。

講習はあと残すところ2回。

来週は、ろう者の方のお話を聞く(見る?)回。
そして最終講習の再来週は
ろう者の方との実際の会話。

さて、どんな講習になるのか楽しみ。



話が逸れてしまいましたが
驚くべき手話使用環境について追記。



2006年に、記憶連障がい者権利条約が
すべての加盟国により採択され
「手話は言語」であることが世界的に認められる
ことになり

2011年、日本においても障がい者基本法が改正されたなかに
「言語に手話を含む」ことが明記されたとのこと。



おそらくそれを受けての、私が住む神奈川県の動き。

手話に対する理解を深め
手話を利用しやすい環境を整備すべく
手話の普及等に関する施策を推進するための条例として
「神奈川県手話言語条例」が施行されたのが2015年4月1日。
なんと!今年!!


これにより、手話が音声言語と対等な
法的地位を認められたのだといわれています。


学校で「国語」の授業で日本語を学ぶように
ろう者の方が日本語と手話二つを対等に学ぶことができ
どこでも気がねなく、自由に手話が使える社会環境が作られることを願い
「手話言語法」の制定を目指しているとのこと。


ろう者のかたの状況を覗き見しただけで
あれこれ言えませんが
不自由があるが「生きづらい」状況が
長く続いてきたことが垣間見えます。



講座のテキストにあったメッセージ。
「勇気とほんのわずかな優しさをもって」学んでいきましょう!



楽しみな講座はあと2回。



ではまた♪