岐阜駅本の市に行ってきた話

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　日曜日，家族から聞いて岐阜駅内にあるショッピングモール「アクティブG」で開催される「岐阜駅本の市」に行ってきた．

　岐阜市の「徒然舎」という古本屋さんが主催するこの本の市．主催者によると東海エリア最大級で，古本屋14店の古書販売とと本の作り手と会って購入できる文学作品展示即売会「Independent Publishing Market」が同時開催されるイベントでした．

📣「岐阜駅本の市 2024」開催決定！

3月2日(土)・3日(日)
JR岐阜駅アクティブG 2階3階

実力派古書店14店による古書市
＋
自由で多様な本と作り手に出会えるIndependent Publishing Market

主催：BOOK POSSE（徒然舎・ON READING） pic.twitter.com/9Yw6YqKg9P
— 岐阜駅本の市 (@gifu_honnoichi) January 22, 2024

　文学作品展示即売会の方は多くがエッセイや小説といった文芸作品が主でした．僕は読んでいる本の殆どが実用書なので興味は薄く，ちらっとみる程度でしたが，盛況といった具合．個人的な感覚としては，作り手と少しコミュニケーションをとってから購入できる同人即売会のような趣を感じました．こういうところで粋なことを話しながら本を買えるだけの教養が欲しいですね．．．

　古書販売のほうでは関西や北陸といった遠くの古本屋さんも多く出店していました．街の古本屋というのは買取もその地域から行うので本に少々偏りが出るイメージ．遠くから来る古書店というのは普段出逢えない本にも出逢える．そんな気がします．

　また，私は岐阜に関することには割と興味がある方ですが，恐らく遠い地域ではよく売れる部類ではないはず．そんな本もたくさんあるかなと思ったのですが，そうでもない様子．少し打算は外れましたが，いい本はたくさんありましたので4冊購入しました．

　『美濃・飛騨の伝説』『ビゴー日本素描集』『戦後写真史ノート』『古事記と小泉八雲』の４冊を購入しました．合わせて1600円．割と保存状態もいい本たちですのでお安いと思います．今後読んでいったらブログに感想を書くかもしれません．

　この中でお気に入りなのは『ビゴー日本素描集』．ビゴーといえば明治の時代に日本に滞在し，日本の世相を伝える風刺画で知られたフランス人画家です．代表作は『魚釣り遊び』などで教科書などで知っている方も多いでしょう．

　彼の作品のイメージは日清戦争の勝利以後，日本が急激にアジアの大国としての地位を固めていったことを受けて書かれた，日本のふるまいを風刺したものになりがちですが，日清戦争以前は明治期の外国人からみた日本のありのままの姿が描写されていて，当時の雰囲気を感じるにはいい作品が多いです．様々な作品で触れられる明治の日本，この雰囲気を学ぶのは今後の読書でも生きるように思えます．

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　大盛況のようでしたし，面白い取り組みなので来年以降も開催されれば行こうと思います．ただ狭いエリアで沢山の人が犇めき合う状態になっていたので今後は広い会場で行われるといいなぁとそんな小言も残しておきます．購入する側としては晴れていれば屋外でもいいなぁと思うのですが，やはり書籍というのは屋外での販売は難しいのでしょうか．学びの森みたいなところであれば駅も近いしいいのではと思いますが．．．

そういえば，こういうイベントといえば通常現金払いな気がしますが，今回はQRコード決済，クレカ決済も使えました．時代は変わりましたね．LINE Payが使えなかったのが傷ですね．(5%還元目当てですが...)

岐阜駅本の市 pic.twitter.com/UjuhAoxaKN
— 秋月光華@変な人 (@akihikari0) March 3, 2024

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