北海道・阿寒湖温泉へは短期の仕事で行きました
新しい仕事に慣れるのはひと苦労
この歳になると覚えも悪い…
名札には若葉マークが付いています
就業4日目の接客の際
まだ手順に戸惑う私に対してお客さまが言いました
「この人、頭弱いんとちゃう?」
確かに頭は強い方ではありませんが(笑)
当人を前に酷い言葉だと思いました
2ヶ月半の間に
多種のクレームを受けてきました
些細なことや言いがかりや
ワナワナと体を震わせてキレるケースもありました
バケーションの最中であっても
とにかく文句が言いたい人って結構多いんですね
後味が悪いだろうに
たくさんの外国のお客さまとも接しました
毎日英語を話せるのが嬉しかったですし
心を込めてお手伝いしました
私も
知らぬ土地で自分の話せる言葉で親切にされたときの
ありがたさはいつまでも心に残っています
自分の体験から
こんな風にお返しが出来て良かった
昨日は地元の郵便局で
とても気になる接客態度に遭遇しました
アジア系外国人が
海外に住む友人への送金について
カタコトの日本語を使って窓口で聞いています
それに対して
女性職員がとても強い口調で
しかも日本人客には絶対に使わないような言葉使いを
ぶつけているではないですか!
私にも経験があります
海外でカタコトの言葉で話せば
頭が弱い人のように思われて上から目線をされます
外国語が出来るだけでも結構頭を使っているはずなのに…
ネイティブアメリカンも
英語やフランス語やスペイン語が出来ないから
野蛮人だと思われました
日本語を知らなかったアイヌも同じように
差別を受けました
北海道の職場には
南米から来たミュージシャンが二人いました
私は彼らに会うとスペイン語であいさつをしました
「キミみたいに話しかけて来る人はいなくて
今まで僕らはちょっと肩身が狭かったんだ」
英語でコミュニケーションをとりながら
お互いに日本語とスペイン語を教え合い
すぐにお友達になりました
言葉が通じないから
冷たくしたりイラついてみたり
それは言葉じゃなくって
心を通わせようという気持ちがないからです
頭が弱くたっていいや~
だって友達が多い方が人生はずっと素敵!