剣道少年のU君はオスグッドと整形外科で診断され、治療をしましたがなかなか良くならず当院に来院しました。
身体を触り色々な動きを見せてもらって一番気になったのが股関節の固さでした。
一回目の施術は股関節中心の全身施術とストレッチややった方が良い運動を教えて「痛みがかなり減って良かった」と帰りました。
二回目の施術でも一回目の時と同じ所を施術しましたがかなり股関節も動くようになっており、教えた運動をやっていたせいか足首もよく動くようになっていました。
「もう痛みは出ないだろう」と思いしゃがんでもらうと「まだ少しだけ痛いです」という返答。
どこかのコリの見落としがないかとくまなく調べていくうちに右肩の肩甲骨の動きが悪いことを発見!
U君に「最近、肩が痛いことはない」と質問すると「剣道の時に竹刀を上げると痛い時があります。」との返答。
「やっぱり」と思い肩甲骨を触ると首のコリにより肩甲骨の動きを悪くしていることが判明!
子供ならではのゲームのやり過ぎが原因だったようです。
首のコリをとり肩甲骨の動きを良くしたらしゃがんだ時のオスグッドの痛みがなくなってしまいました。
中学生の時に来た彼も今は高校生になってオスグッドの再発も無く剣道を頑張っているそうです。

オスグッドは膝に痛みが出ることから下半身が原因であると思われがちです。ほとんどは下半身に原因がありますが腰や首や肩や腕などが原因である事もたくさんあります。
スポーツはどれも全身を使うものです。こういった原因を見つけることが子供達の早期回復につながります。