こんにちは。友原 京子です。
業務改善に役立つことばを解説するコーナー、第3回目は…
可用性
--- 可用性とは ---
システムが継続して稼働できる能力のこと。 転じて、顧客やユーザ(利用者)が必要なときに必要なサービスを受けられる状態になっていること
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ただし、可用性を高めようとすればするほどそれだけ人でもコストがかかります。たとえば平日9時~20時まで運転しているシステムがあるとします。このシステムの可用性目標を100%に設定したとしましょう。
100%ですから、1分たりともシステムを止めてはいけないことになります。この可用性目標を達成するためには、システムトラブルがあっても止まらないよう二重三重にシステムを作っておかなければならないですし、トラブル対応のためのシステムエンジニアも常に大勢スタンバイさせておかなければならないでしょう。当然、コストが高くなります。
『新人ガール ITIL使って業務プロセス改善します!』(C&R研究所) より
あやね「…センパイ、今日まだ月曜ですよ!」
京子「あ、あやねちゃん、お約束通りのボケをかますね…。月曜、火曜のカヨウじゃなくってね…」
あやね「…だって、作者がそうボケろって言うから……ブツブツ」
麻衣香「それって、キャラハラ(キャラクターハラスメント:麻衣香作)ですよねー。ところで、可用性にも3つあるらしいですよ」
あやね「へええ。さすが、麻衣香ちゃん、勉強家だね!」
麻衣香「可用性は、さらに小さく、『可用性』『信頼性』『保守性』に分けられるんですって! 自分たちの業務の弱点と対策を考えるための、目の付けどころを教えてくれそうです」
京子「そうか!ただ単に絶対とまらない(=可用性100%)を目指します!って、なかなか難しいよね。まずは弱点を見つけて、現実的な対策をしないと…よね」
都築「盛り上がっているねー。ところで、オレ、今日もう帰っていいかな? 二日酔いで頭痛くてさ。早退するわ」
京子「まだ11時ですよ!? 課長の可用性、低すぎですっ!」
都築「それをいうんなら、飲みすぎ。じゃあねー」
京子「あっ、こら、待てっ!! たまっている決裁どうするんですか…まったくもうっ…」
麻衣香「(気を取り直して)、『信頼性』『保守性』については次回お話します。お楽しみに! それではまたっ☆」
あやね「(あたし、今回オヤジギャクかましただけで終わってしまった…)」
つづく。
業務改善娘
友原 京子/山中 麻衣香/菊川 あやね
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