948 木村秋則さんの本 | 行政書士 みんみんのblog  

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№ 948


最近読んだ本の中の一番は、 『りんごが教えてくれたこと』




リンゴが教えてくれたこと (日経プレミアシリーズ 46)    


木村 秋則リンゴが教えてくれたこと (日経プレミアシリーズ 46)

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原価計算の仕事をするサラリーマンだった木村さんが

親の意向で故郷 青森に呼び戻され、

農業に従事することになり、


その後、

常識はずれの「自然栽培」に取り組み、

10年近く収穫ゼロ、無収入の苦難時代を経て、

ついに 完全無農薬・無肥料栽培のリンゴ栽培を成功させた話です。


NHKの「プロフェッショナル 仕事の流儀」に出演し、

「奇跡のリンゴ」がベストセラーになっているので、ご存じの方も多いと思いますが、


りんごの木や畑、虫、土壌を

観察し、観察し、実験を繰り返し、また観察し、

当然のように農薬や化学肥料で育てていた従来の慣行農業に背を向けた生き方は、

自然界のしくみを強く意識させてくれます。 


農薬にかぶれた家族のために、自然栽培に踏み切ったもののうまくいかず、

木村さんは、

「かまど消し」(かまどの火を消す破産者)と呼ばれ、「ろくでなし」と呼ばれ、


死んでお詫びしようと 満月の夜に首をつるために登った山で

虫の被害もなく、見事な枝を張った木に出会い、

その根元の土 にヒントをもらい 生還します。


なぜうまくいかないのか、

ひとつも実をつけないリンゴの木の「木の上」ばかりを見ていたのが、

「土」を観るようになった・・・ そんな感動の けれども苦難の道のり。


益虫と害虫の話も新鮮です。


葉っぱを食べる害虫は、草食で穏やかな顔

益虫は、その害虫を食べる肉食なので、獰猛な顔 なのだそうです。


しかも、必ず害虫が先に孵化し、益虫は後から孵化し、


害虫のハマキムシの半分は先に孵化して どんどんリンゴの葉を食べる。

もう半分は、後から孵化して、益虫のテントウムシに食べられる。

テントウムシに食べられるために生まれてくるハマキムシがいるのだそうです。


食うもの、食われるものがいて 

自然界はそうやってバランスをとっている。益虫も害虫もない、自然界の生き物たちの共存。


感動しました。





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