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※リンク:アガルートアカデミー司法試験予備試験「一般教養科目対策講座」
今年度は、一般教養科目の対策講座を担当しましたので、明日の予備試験(短答式)の一般教養科目について少しだけ。
1 解けそうな問題を解いていく
一般教養科目は、民事系・刑事系・公法系と異なり、「選択式」です。
42問のうち20問を選んだうえで解いていきます。
そのため、一般教養科目の場合、問題冊子をパラパラっとめくりながら、「解けそうな問題はないかな~」という具合に、最初に問題をザっとチェックする必要があります。
「解けそうな問題」を判断する基準は、既にお持ちのことと思います。
講座のなかでも、そんな話をしていますから。
が、仮に「まだありません(汗)」という方向けに一応ご提案しておきます(講座を受講してない方向け)。
- 英文(大学入試の「英語」を使って解く)
- 国語(いわゆる論理問題。時間はかかるが“力技”で正解にたどり着くことが可能。公務員試験の「数的推理」「判断推理」「資料解釈」の勉強経験がある方は有利)
- 政治(「憲法」「行政法」の知識を使って何とか……)
- 社会(日々のニュースや大学入試の「政治・経済」、「現代社会」を使って何とか……)
- 日本史(大学入試の「日本史」を使って解く)
- 地理(大学入試の「地理」を使って解く)
2 科目の出題する順番が変わる可能性もある
他の科目、例えば公法系の場合、今までずっと「憲法」→「行政法」という順番で出題されていましたね。
しかし、一般教養科目の場合、この出題する順番が変わる可能性があります。
予備試験一年目の平成23年度では「社会科学」から始まりましたが、昨年度の平成29年度では「人文科学(日本史)」から始まっています。
地味ですが、変わった当時は、「1問目から解くぞ!」と決めていた方からすると、結構なトラップになったハズです。
こういうことを、現に連中かましてきますので、上記1.の「パラパラっと」は、一応やる価値があります。
3 最後まであきらめない
やはり、これに尽きます。
一般教養科目は、明日の最後の科目に位置付けられています。
朝からひたすら5肢択一式の問題を解き続け、疲労困憊になっているところに、色々なジャンルのことをまとめて問う一般教養科目をぶつけてくるのですから、何とも底意地が悪い(たぶん制度設計をした人たちは私より性格が悪い)。
おそらく、ほとんどの受験生は、過去問を少し見てみたくらいで、対策はあまり……というのが現状でしょう。
民事系や刑事系、公法系とは違い、一般教養科目に関しては、熱意をもって対策が講じられていないのが現実です。
仮に、あなたが問題文を見たとき「えっ!?」となったとしたら、隣の人は「なんじゃこりゃ!!」となっているはずです。
前の人は「ウソでしょ!」、後ろの人は「ぎゃ~(汗)」となっているはず。
リアクションが違うだけで、実はみんな困っています。
だって、過去問以外の情報に、ほとんど触れてないから(汗)。
みんな情報源が同じなので、同じリアクションになるんだね(汗)。
疲労困憊なところに、馴染みのない話をぶつけられ、そのうえ過去問でも見たことのない話が飛び交う……ことが、十分想定されます。
だから、慌ててもいいです。
けど、「解けそう」「解ける!」という問題を解かないというのは、いけません。
最後まで解ききってください。
問題文を、よ~く読んでみると、「あれ?これ……」という風に、思わぬ形で正解にたどり着くことが割とあります。
あきらめないこと。
あまり実践的な話になってない気もしますが……ひとまずここまでです。
とにかく、明日は体力勝負の面もあります。
今日は早めに休んで、明日に備えてください。
あなたのご健闘を、心よりお祈り申し上げます。
頑張れ。