行政書士試験では行政法が一番分量が多く、民法は二番目に多いことになる。
民法は択一式で9問(36点)、記述で2問(40点)を解かなくてはならず、
かなり重要な科目であることは間違いない。
そんな民法を勉強するにあたって、どの参考書を使うべきかかなり悩んだ。
民法の過去問は毎年11問しかなく、これだけでは演習としては不十分だ。
まして過去問からの出題が殆ど無いとされる行政書士試験では、
過去問の演習など無意味に等しいと言える。
そこで行政書士試験と範囲が被っていて、毎年多くの問題が
各地で出題されている公務員試験用の問題集を使うことにした。
結果的に私が選んだのは公務員試験用の教材、スーパー過去問だ。
スーパー過去問は1問1答式ではないため、答え合わせが面倒で多少使いづらいが
それを補うだけの良質な問題と解説が載っている。
民法は1000を超える条文数があるため、すべてを網羅することは出来ない。
つまり本番でしらない問題が選択肢として出てくることが大いにある。
しかし、それは自分の中の常識やリーガルマインドと呼ばれる力で対処できる。
スー過去をやっていると、そのリーガルマインドを養うことができ、
知らない問題が出ても考えて正誤判断ができるようになるのだ。
スー過去の民法は分量が多く2冊に分かれているが、
これは両方ともやっておく必要がある。
私は1冊を7分割して、1週間で1周できるようにスケジュールを組んでいる。
こうすることで1ヶ月で4回演習することができ、自然と理解度が深まっていく。