遠征中に1回は西洋料理か肉、1回は日本料理が食べたくなります。

 

幸い、大阪にはカウンターで懐石料理が食べれる店が多くて大変助かります。

 

西天満にある老松喜多川。

 

ミシュラン★ですが、カウンター席中心でランチもある恰好の店。行きました。

 

西天満にはいい店が点在しているんですよね。過去、この近くにあるイタリアンと日本蕎麦の店に行ったことがあります。

 

老松はここの地名。骨董屋さんが集まる雰囲気のある街です。

 

 

こじんまりとした店ですが、ちょっとした工夫で情緒が・・

 

 

アプローチを進んでホールへ。この日はたぶん7席だったと思いますが。ワタシの他は1組2人でした。

 

 

 

 

ビールをお願いして。店主と話を始めます。食い倒れに来てますと。

 

『興味がありますので、もしよかったら教えていただいてもいいですか?』

 

と言うことで、今まで行った、これから行く店を紹介しました。ほとんどの店、ご存知でした。

 

『その店は私の先輩の店です。』驚きました。

 

 

*前菜

 

最初から来ます!来た~です。

 

白子あんかけ、舞茸、とんぶり、クレソン。

 

お出汁ですべてがおいしくなる京懐石そのもの。たまりませんね。舞茸の隠れ実力にも驚きました。

調理方法も教えていただきました。やってみます。

 

 

*八寸

 

世界が違うなあ、と言うのが目の前に置かれたときの感想です。

 

 

なので、寿司を食べ歩いていて日本料理にはなるべく近づかないようにしているんです。

 

絶対に日本料理にハマると思ってますし、ハマると他の料理が色あせちゃって・・。

 

どんどんエスカレートして、日本料理の三ツ星の5万円コースしか楽しめないような

 

スノッブになったら困るでしょ。

 

・・・

 

葉をどかしてみます。

 

 

手前には栗の甘露煮の天ぷら。こういう料理ってあるんでしょうか。初めてですが、もちろんごくうま。

 

反時計回りで、真鯛と銀杏。その上がほたるいかと水菜。その左にはなめこおろしと長いも。

 

その下が鯖のバッテラですが、ほぼ鯖。どうしましょ。

 

 

*椀

すっぽんのしんじょ。

 

椀にはちゃんと霧吹きが。

 

これが今日一でした。とびっきりのお出汁料理。

 

 

中から肉が。

 

奥ゆかしくも味はふっくら豊か。おお、もったいないとか言いつついただきます。

 

 

*お造り

 

太刀魚炙り、剣先イカ、

 

 

 

*でんすけ穴子、青梗菜、チリ酢おろし

 

 

*シラサエビ、蕪、菊菜、菊、ばふんうに

あんがうまい。

 

 

*ごはん

 

炊き立てごはん。最強です。

 

 

ご飯のお供も最高です。

 

 

これ以上ないって思いました。お代わり?当然です。

 

*デザート

 

シャインマスカット、抹茶アイス、パンナコッタ

 

 

もういたれり、つくせり。

 

危険なので近づきたくないけど、気になって覗いたとたん落ちる蟻地獄、かな。

 

ごちそうさまでした。

 

ご丁寧なお見送り。