マンガナイトの神秘 | 鉱物でぶつぶつ

テーマ:
ドイツ、ハルツ山地の南麓にある
イルフェルド産の
水マンガン鉱と重晶石の共存


とても自己主張の強い
白色の板状群晶が重晶石


水マンガン鉱は銀色の金属光沢の部分


水マンガン鉱の洋名は
マンガナイト

まるで夜通しマンガを読み耽る
祭りのように聞こえるが
そうではない


ただし、産地であるハルツ山地には
まるでマンガのような
夜の言い伝えがある

鉱物研究家でもあった
ドイツを代表する文豪ゲーテの戯曲
『ファウスト』にも
一場面として登場する伝説
「ヴァルプルギスの夜」である


ハルツ山地の最高峰である
ブロッケン山では、年に1度
4月30日の日没から5月1日の未明にかけて
魔女たちが集まって饗宴をするのだ
という伝説である

それでこの日は
ヨーロッパ各地で祭事が行われるのである


最高峰と言ってもブロッケン山の標高は
1100mぐらいで
そんなに高くはない

高くはないが
ブロッケン現象という自然現象の
由来になっているので
知る人ぞ知る山ではある

ブロッケン現象というのは
簡単に言うと
霧で太陽光が乱反射して
自分の影などの周りに
虹の輪ができる現象をいう

最初にこの現象が報告されたのが
ブロッケン山だったそうだ

登山愛好家の間では
「ブロッケン現象が見られたらラッキー」
と言われているようである


ところで、マンガン鉱物は
地球上で100種類を超える

水マンガン鉱は
酸化マンガンと水酸化物イオンとの
結合物だが
マンガンの鉱石としては
酸化マンガンそのものである
軟マンガン鉱が多い

よりシンプルなマンガン化合物であり
採取量も多い軟マンガン鉱を差し置いて
なぜ水マンガン鉱が
「マンガナイト」と呼ばれるのか

自分にとっては
ブロッケン現象よりも
ヴァルプルギスの夜よりも
このことの方が遥かに神秘である


あ、針・・・



よろしくですよー
m(_ _)m

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