コバルトブルー??? | 鉱物でぶつぶつ
モロッコ南部の内陸部
ブ・アゼール産のコバルトカルサイト


モロッコ南部と言っても
どこをもって南部とするのか

領有権争いがあるので
何年後かに南部じゃなくなっている
なんてことも
あるかもしれない

そんなことは国内でも
まったりと
起こりうることで
「棚山産オパール」で有名な
愛知県の設楽郡にしても
南設楽郡が平成の大合併で消滅し
北設楽郡なんて一体全体
何の北なんだって話だ

なのでそこはあまり
神経質にならないようにしてほしい
(お前がな)


ということで
自治権が主張されている西サハラを
モロッコに含めずに考えると
(まだ言ってる)
ブ・アゼールは「南部」ということになる

南部というより南東部というか
内陸部という感じだが
(もういいって!)

産地名は
アゼール鉱山と言われたり
ボウ鉱山と言われたり
まちまちだが
グーグルマップでは
「ブ・アゼール地区」となっているので
それに合わせる

スペルを併記しておく

Bou Azzer, Southern Morocco


カルサイト(方解石)に
微量のコバルトが入ることで
こんなおいしそうな・・・

いや素晴らしい色になる

コバルトそのものは
銀白色の金属元素なので
なんでこんな色がつくかと思う


だって絵の具で
「コバルトブルー」なる色が
あるじゃないか

あれはブルーじゃないか

どう説明するんだ、おい!

と、国会質疑っぽくやってみる

まあ、光線の加減で
パープルに見えなくもないので
青の才能がまったくない
というわけではないようだ


顔料のコバルトブルーは
水酸化コバルトと水酸化アルミニウムの
混合で作られる

つまり「コバルトブルー」の名は
原料名から来ているということだ

なお、コバルトの割合が増えると
色合いが濃くなり
アルミニウムの割合が増えると
淡い色になるらしい


コバルトは
合金として多用される便利な金属だが
冶金しづらい鉱物である

妖精たちが意地悪をして
魔法をかけたのだとされ
鉱夫たちがコーボルト
(ドイツ語で「地の妖精」)
と呼んだのが由来とされる

英語でコブリン(ゴブリン)
と言えばピンとくる人も
多いのではないか


名前は似ているが
「コベリン(銅藍)」は
イタリアの鉱物学者コベリーが由来

関係ないけどね


ともかく前回の
コバルト華の記事と合わせて
読んでいただけば幸いである



よろしくですよー
m(_ _)m