「華」と名づけられる鉱物がある | 鉱物でぶつぶつ

テーマ:
和歌山県東牟婁郡(ひがしむろぐん)
北山村、大勝鉱山の珪質頁岩


東牟婁郡といえば
黒飴那智黒の那智勝浦で有名

那智黒は那智黒でも
那智黒石は県境を越えた
熊野灘を臨む三重県熊野市の名石で
堆積岩に動力変成がかかった粘板岩である


本鉱は頁岩としているが
より圧力のかかった粘板岩との
区別は曖昧である

さて、その頁岩だが
なにやら紫色に汚れた部分が見られる


ピンボケだと
何が何だかさっぱりだね

もう少し頑張って
クリアな画像にしてみよう


やや拡大してみる

光学ズームではなく
いわゆるデジタルズーム


早い話しが
単なる引き伸ばしである

さて、つぶつぶが見えてきた

実体顕微鏡にて48倍に


赤紫の針状結晶が
無数の小さな球状となって
堅固な母岩に
張り付いているのがわかる

デジタルズーム!


これはコバルト華という鉱物

コバルト鉱石の酸化帯に
二次的にできるらしく
コバルト鉱石を探すのに
よいマーカーとされる

コバルト華あるところに
コバルト鉱あり
ということ

自分が「華」で連想するのは
「曼荼羅華(まんだらけ)」
というのがある

朝鮮朝顔のことだが
その種は真っ黒で
ギリシャ語だったか何だったか
とにかく
「モリオン」と呼ばれるのだそうだ

だから黒水晶を
「モリオン」というのだ
という説がある

このコバルト華の洋名は
「エリスライト」

ギリシャ語で
「赤い」という意味だとか

期せずして
ギリシャ語の「黒」と「赤」を
学んでしまった・・・

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