京都の鳥の水だき料理、新三浦というお店にお邪魔しました。


女将さんは80歳になるというのに、お肌ツルツル、シャキシャキとお鍋の世話をしてくれます。

以前から、何度か伺っていますが、いつも変わらぬ応対です。


今日は、助手の佳奈とコーチの都に「おもてなしの心」を伝えたくて、この店に来たのでした。


以前にも、太田(現小川)奏と原田(現西村)由貴を連れて伺ったことがありましたが、今回もきっと何かが伝わるはずだと思っていました。


世の中には色んなお店がありますが、そのおもてなしの精神にもピンからキリまであるのです。


お鍋が始まると、

女将さんの絶妙な会話とお鍋の世話、

シメの玉子雑炊のタイミングと塩梅。

相変わらず美味しい。

途中で会話の中で、舞妓さんの名前の入った団扇を以前に戴いたという話をした。


料理に舌鼓をうちながの空間は非日常の世界。


あっという間に食事も終わり、会計も済ます。ゆっくり階段を降り始めると、板前さんに接待を手伝ったバイト学生、そして女将さんがさっと玄関に勢揃い。


そして、あの会話で一瞬話しただけの団扇を差し出してくれた。お土産にどうぞと持って来てくれていた。


女将さんにお礼を言う私。

「今日このお店に来たのは女将さんに会うためでした。」

お願いすると、女将はこんなお婆ちゃんで良いのと一緒に写真に入ってくれました。


ここからが素晴らしい。

玄関から表に出て、また来てねと手を振りながら、我々が見えなくなるまで見送ってくれたのです。


途中で何度も手を振ると、女将さんも手を振振ってくれる。

都と佳奈が女将さんに深々と礼をして角を曲がる。


いつもクラブでお客さんの見送り方を指導しているが、自分たちがされることは無かったという。


ようやく、おもてなしの心が腑に落ちて理解できたと帰りの車で話す2人。


いやいや、きっと見送った女将さんも、2人のような見送られ方をするお客も滅多にいないと思ってくれたはずだよ、と私。


そんな会話が心地よかった。

お店の良否は食べ物だけで決まるのではなく、おもてなしをする人が最も大切である。

体操もしかり。


おもてなしの心を持った人間づくりをクラブ指導の中心に置くことの重要性を再認識させられた夜でした。


女将さんありがとう。

ご馳走さまでした。

また、行きたくなるお店でした。


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