3Dゲームが苦手な人にこそ遊んで欲しい、「スーパーマリオギャラクシー」 | 逆転裁判合同ブログ1号店

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逆転裁判の話題もそこそこにメイン管理者が任天堂への行きすぎた愛をぶちまけている痛いブログ。


テーマ:

■Wii:「スーパーマリオギャラクシー」 任天堂

問題:

1500円の3割引は、いくら?


いきなり何だと思われるかもしれないが、皆さんは上記の問題、

一体どのような解法で答えを導かれるだろうか?


・1500×0.7

・1500÷10×7

・1500-(1500÷10×3)


考えられる解法を数式で表すと、概ね、こんな感じなのではないかと思う。

最も簡潔な解法は、間違いなく1500×0.7であるが、

これを暗算でやるとなると、案外ややこしいものだったりする。

ちなみに、僕が割引の計算を暗算で行う場合、ほぼ100%、

3つ目に示した解法で行う。

つまり、1500円の3割がいくらになるかを求め、

元値から引き算するのである。

式で表すと回りくどい計算のように思えるが、

暗算をする場合、使用する数字は少ないほうが良いし、

シンプルなほうが間違いを起こしにくい。

とは言え、これはあくまで僕なりのやり方であり、

計算が得意な人なら、1500×0.7を使って、

スパっと答えを出せるはずである。

「マリオギャラクシー」というゲームの本質は、これなのである。

目の前に広がるステージが問題であり、そのステージを

どのように攻略するかが解法である。

その為に駆使するアクションの数々が数式であり、

それらを、いかに組み合わせて答え(=クリア)を導くか。

アクションの得意な人間は、誰も思いつかないような

ショートカットを使ってゴールへ辿り着くが、

苦手な人でも、苦手な人なりの解法が用意されている。

このことが、「マリオ」というゲームに、究極の間口の広さと、

解法を見出す爽快感を与えているのだ。


驚くのは、とにかくシンプルに徹した操作である。

基本となる動きは、ジャンプ、スピン、ポインティングの3つのみ。

この3つを憶えてしまえば、全ての操作に対応できる簡潔さ。

しかし、用意してあるアクションの数は膨大で遊び応えがあり、

それら全てのアクションが、上記に挙げた、僅か3つの操作を

憶えてしまえば、簡単に出せてしまうのだ。

ワンボタン、ワンアクションに与えられた汎用性が、

膨大な数のアクションと無限の解法を生み出しているのである。


しかも、用意されたアクションに関するチュートリアルは、

非常に簡潔かつ実践的。一度に全てを教えることはしないし、

操作説明も僅か1行、たった数文字の中に収められていて、

教えられている感覚は皆無。むしろ、「こんなアクションもあるのか」と

思いながら、自然に指示された操作を行っている自分に気がつくはずだ。

そんなことを繰り返すうちに、いつの間にか操作を憶えてしまう。

これこそが、チュートリアルの本当にあるべき姿であり、

操作がシンプルであるからこそ成し得る芸当でもある。


多彩なステージにユニークなギミック、頭を捻らなければ倒せない

ボスキャラと、ボスを倒すために行う試行錯誤の面白さ。

寄り道のために用意されたミニゲームも豊富で、

目の前に拡がる、あらゆる要素に上質な面白さが詰まった、

まさに“GAME of GAME”と呼ぶに相応しい、貫禄の出来。


また、3Dゲームには付き物だった“3D酔い”を少しでも軽減できるよう

考えられたステージコンセプトとカメラワークは、普段あまりゲームを

嗜まないライトユーザーの、3Dゲームに対するアレルギー反応を

最小限に抑えるための努力の結晶である。

誤解を恐れずに言えば、普段から3Dゲームに親しんできた

ユーザーほど、今回のマリオの奇妙な操作感に、

違和感を憶えるかもしれない。僕自身、ゲーム開始直後は、

上下左右に重力の変わる世界の奇妙な操作感に、

若干の違和感を感じていたのだが、遊んでいるうちに、

そんな違和感にも慣れてくるので問題ないだろう。


過去のマリオシリーズで使われたBGMを、オーケストラアレンジで

流してくれる、憎たらしいほど粋な計らいも最高なのである。


はっきり言って、これを遊ばないのは、あまりにもったいない。

マリオというキャラクターに特別な“わだかまり”でも持っているなら

話は別だが、そうでないなら、是が非でも遊んでもらいたい。

3Dゲームに抵抗があるという方も、これが最期と思って

プレイしてみて欲しい。


ゲーム機の高性能化に伴い、ゲームは2Dから3Dへと進化した。

しかし、そこに生まれた様々な弊害を、しっかり把握しながら、

何の対策も行わなかったことは、ゲーム業界の大きな罪だと言えるだろう。

しかし今回、遂にその問題にメスが入った。

3D酔い、方向感覚の喪失、難解な操作とゲーム性・・・・

多くのライトユーザーが持つ、3Dゲームに対するアレルゲンを

徹底的に研究し、可能な限りの改善を施した、新しい3Dゲーム。

それが、この「マリオギャラクシー」でなのである。


どうか今一度、3Dゲームにチャンスを与えてやって欲しい。

3Dゲームが孕む様々な問題を放置し、振るいに掛けられた

多くのユーザーがいたことを知りながら、何の施策も講じなかったことが

ゲームの罪であるなら、それを償うこともゲームの仕事であろう。

3Dゲームの持つ問題点と真摯に向き合い、精一杯の治療を施した

新しい3Dアクションゲームに、贖罪のチャンスを与えてやっては

貰えないだろうか。マリオは、皆さんの審判を待っている。


(KAY.Sak)

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