不親切なデザインがゲームを難解たらしめている秀作。「すばらしきこのせかい」 | 逆転裁判合同ブログ1号店

逆転裁判合同ブログ1号店

逆転裁判の話題もそこそこにメイン管理者が任天堂への行きすぎた愛をぶちまけている痛いブログ。


■DS:「すばらしきこのせかい」 SQUARE ENIX/Jupiter

「すばらしきこのせかい」をプレイ。

簡単に感想でも。


舞台は東京の渋谷っぽい場所。

サイバーな世界観は人を選びそう。

個人的には好きかな。音楽はかなり良い。

テクノ系はあんま好みじゃないけど、

これはサントラ買う。2100円で安いし。


■CD:「すばらしきこのせかい オリジナル・サウンドトラック」(8月22日発売

キャラクターデザインは嫌いじゃないけど、

少しデッサンが狂ってるな(笑)。

主人公は典型的な中二病。


バトルは慣れるまで大変かな?

説明はちゃんとやってくれるけど、

やや突き放したような印象が強い。

ジュピターは相変わらず、

チュートリアル作りが下手だな。


バトルは、上下2画面で同時に進行する。

タッチパネルのほうで主人公のネクを、

上画面で契約パートナーの女の子を操作。

え、名前?覚えてない。というか知らない。

名乗ったかどうか覚えてないけど、見逃したらしい。


操作は、タッチパネルでネルをドラッグさせると移動。

素早くドラッグで素早く移動。そのまんまだな。


攻撃は“バッジ”を使って行う。

最初に持っているバッジは“ドラッグ系”という

操作方法で攻撃できる。

文字通り、タッチペンをドラッグさせることで

攻撃を行うことが可能。最初は戸惑うけど、

感じとしては、敵を直接こするようにすると、

うまく攻撃できるようになった。

他にも、“タッチ系”や“スライド系”といった

攻撃方法のバッジもあるらしい。


一方の上画面では、女の子が画面中央に立っている。

んで、右側にいる敵には十字キーの右、もしくはAボタン、

左側にいる敵には、十字キーの左、もしくはYボタンで攻撃。

上画面は放ったらかしにしておくと、

勝手にオートモードになるので気にしなくてもいいけど、

ゲーム後半まで通用するかは分からんな。


ただこのゲーム、プレイスタンドないと遊びづらそう。

購入を予定されている方は、セットで是非。


■Goods:「プレイスタンドDS」 HORI

▼総評


とりあえず、簡単に遊んでみた感じだと、

言われているほど複雑なゲームとは思わないかな。

ただ、これまでにない目新しいシステムが

乗っかってるにも関わらず、

文字だらけのチュートリアルや

画面レイアウトの不親切さが災いして、

慣れないゲーム環境の中で、プレイヤーに

余計な混乱を招いてる印象はある。


とにかく、バトル時のチュートリアルに関しては、

もう少し丁寧に作る必要があったんじゃないかな。

初めてのバトルでは、セレクトボタンを押すまで

バトルが始まらない仕様だったにも関わらず、

バッジ操作の解説では、文字を読む時間すら与えず

勝手に戦闘が始まるなど、ちょっと頂けない。


開発は、任天堂発売のパズルゲームを

数多く手がけてきたジュピター。

以前から感じていたけど、ここはチュートリアルの

作り方が本当に下手。

ルールや操作の単純なパズルゲームなら、

遊び方さえ指南しておけば良かったものだけど、

こういう目新しいゲームの場合、

無理なくシステムを理解させるための工夫が

必要になってくるのに、そういったものが見られない。

事務的に文字だけ読ませておけば、

チュートリアルは完成ではないんだけどね。


ただ、個人的には凄く面白いゲームだと思うよ。

まぁ、あくまで序盤を遊んだ段階での印象だけど、

ゲームシステムの基本的な部分を抑えておけば、

無難に遊べるゲームなのは間違いない。

バトルは非常に爽快感があり、かなり楽しめる。

まぁ、これ以上の要素が加わると混乱しそうだけど・・・。


それに、バトルが上画面と下画面で分かれてるのはいいけど、

単に同時進行というだけでは、少し物足りないかも。

なにか、これらを交互に使い分けるようなシステムを

考えれば、もっと分かりやすく面白いゲームに

なったような気がするな。


ゲーム全体のテンポも良くて、

ついズルズルと遊んでしまう魅力はある。

歌詞入りのBGMも、かなりイイ感じ。

万人受けするかどうかは微妙だけど、

プレイスタンドをお持ちの方なら、

一度触ってみる価値はあるゲームだと思う。


最後に、ニコニコのプレイ動画とBGM集を紹介。

最終判断は個々にお任せ。


■「すばらしきこのせかい」プレイ動画

■「すばらしきこのせかい」BGM集

※BGM集は音量がウザイので注意。


(KAY.Sak)