ある朝目”Φ(ファイ)”が覚めたとき自分が巨大な、ムカデになっていることに気がついた。

固い殻に覆われて仰向けになってクリーム色の節がたくさんあるお腹が見えた。

部屋の外から誰か家族が呼んでいるが、そんな姿では出れる訳もなかった、たくさんある脚でドアノブを必死で抑えていたがいよいよ開けらてしまった

家族はドン引きだった、皆発狂し正気を失ってしまった、すぐに殺虫剤をかけられたが

Φ(ファイ)の全長は3m程ある。当然そんな程度で死ぬ訳がなかったが
放心状態の家族から一目散に外へと逃げていった、

「大丈夫?」と上から声をかけてくれたのは全体的に青い大きな蜘蛛。足を広げたら2m程はあるかもしれない、

「そんなに息荒くして何があったどうしたΦ」とハエだろうか?名前まで呼んできて青い蜘蛛同様非常に大きい

Φ「何がどうなってるんだ、なんで俺の名前知ってるんだ」
ハエ(Γ:ガンマ)「何もどうもなってねぇって、てか俺ら飲み仲間だろ」
蜘蛛(Θ:シータ)「いつも私達連んでるでしょ、Φ?大丈夫?」

Θ「アンタ薬殺虫剤でも浴びちゃった…?」
Φ「うわぁぁぁぁぁ!」

Φは大声で叫ぶ
「ママぁあのムカデさんどうしたの」
「だめ見ちゃだめよ」
とメスのクワガタだろうかカブトムシにとその幼虫らしいイモムシが言って、引いた表情をしながら、

幼虫を抱えて高度を上げ飛んでいく

なんだここは…Φは理解できない